クワス再び作成
2005年03月17日(木)




 去年オフ会で頂いたクワス(квас)の素は2回分入っていた。1回分は去年11月に早速作ったが、残りを週末の来客に合わせて再び作成することとした。前回もそれなりにうまくいったが、いくつか不都合があった。今回はそれを鑑みていくつかの点を改良してみた。




(1)清潔な瓶に温かい湯冷まし(35-40℃)を1リットル注ぎ、クワス用麦芽汁1パックと砂糖150gを加え、攪拌してください。そして瓶に温かい湯冷ましを3リットルになるまで足してください。
※砂糖については適量に調整しましょう。



 今回も容器は3リットル入るヤカン。我が家にはこれしか3リットルもの容積を持つ器は存在しない。ちなみに今回は、前回と違ってミネラルウォーターではなく、水道水を煮沸して使用することとした。理由は単に経済的な問題だ。この容積を計量する器具は我が家には存在しないが、このヤカンは3リットル強入るので、テキトーに満杯近くにすればそれで3リットルになるはずだ。
 さっそく水道水でヤカンを満たし、しばらく煮立ててから冷ます。




 35〜40℃という温度を測る器具もうちには存在しないが、だいたいぬるくなったところでヤカンから湯冷ましを少量、丼に注いだ。前回はいきなりヤカンに麦芽汁を注いだが、溶かすのに苦労したからだ。




 コールタールのような麦芽汁を注いで、




かき混ぜる。




 水が少ないと、均等に混ぜ合わせるのも楽だった。




 そして麦芽を加えた湯冷ましを、ヤカンに戻す。




 そして砂糖。日本製のコーヒーシュガーは溶けやすいので、これはヤカンに直接注ぐ。
 砂糖の量については控えめに抑えた方がよさそう。




 また適当に引きちぎって、ヤカンに注ぎ、




かき混ぜる。底に残らないよう念入りにかき混ぜた。




(2)酵母1パックを瓶に加えてください。




 これはただ注いだだけ。
 混ぜたりもしない。




(3)瓶を清潔な手ぬぐいかナプキンでフタをして、室温で1昼夜置いてください。




 この3月は例年になく寒かったので、冷える台所ではなくヒーターを入れている部屋に放置した。
 「昼夜」と訳されるсуткиがロシア人の感覚で何時間なのかはわからないが、前回の経験から12時間だけ置くことに。




(4)瓶にきつくフタをするか、小瓶にクワスを注いできつくキャップを締めて下さい。
 そしてクワスを室温で2〜3時間置いてから、冷蔵庫に入れてください。
 冷えたらクワスの出来あがりです。




 12時間置いて蓋を開けたら、酵母の働きで泡立っていた。部屋の中もそこはかとなく黒パンの匂いがするような。




 ガス爆発しないように、今回はサイダー用のペットボトルを用意。ちとアンバランスな配分になったが、フタをしてこれを室温で2時間おいて、冷蔵庫に入れた。




(5)出来上がったクワスは、冷蔵庫の中でその美味さと品質を少なくとも5日は保持します。




 完成。前回と味は変わらない。
 まあ手順通りやれば同じ結果が出るということですか。
 あとは客がこれを飲むかどうかだ・・・。


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