ドキュメントスキャナーDR2050
2006年07月29日(土)


 1997年3月にWindowマシンを買う時に、私はフラットベッドスキャナーも同時に購入した。以来スキャナーは何台か買い換えつつも、写真からちょいとした落書きまで、様々なものを電子化保存するのに不可欠の道具として役立ってきた。だがフラットベッドスキャナーは当然の事ながら、ガラス面に一枚ずつ原稿を載せてスキャンし、いちいち交換する必要がある。1枚2枚の紙切れならばどうということがないが、大量に纏まった紙束をスキャンするのは面倒なことこの上ない。

 それを解決するべく、オプションとして、紙を一枚ずつ読みとるオートフィーダーを取り付けることのできるフラットベッドスキャナーもある。が、私の現用機はプリンタ一体型。もちろんそんなオプションに対応していない。そこで思い切って、ドキュメントスキャナーの専用機を購入してしまった。これでサラリーマン時代から倹約して貯めていた貯金は底をついたが、この大学院時代にこそこの手の機器は必要と判断した。膨大な資料の電子化は便利な上、雑誌など趣味のコレクションを電子化して持ち運べるようにする時間も、今しかとれまい。




 ヨドバシカメラに注文して早速届いた。税込み49800円也。ポイント還元で実質40000円強か。




 さっそく、解体した「月刊Gun誌」を読み込ませてみる。
 このDR2050は50枚もの原稿を、全自動で裏表両面を読みとり、JPG、BMP、GIF、TIFF、PDFなど好きな形式に変換して保存し、PDFならばOCRまである程度かけてくれるという優れ物であるが、読みとり終えた原稿を受ける皿は別に用意しなければならない。




 受け皿に、ちょっと角度をつけるとスムーズに順番通りに原稿が収まる。
 M60機関銃の給弾ベルトをスムーズに流すために、レーションの空き缶を取り付けるのと同様、機械をうまく動かすにはちょいとした工夫が必要だ。


 1冊の「Gun誌」は、読み込ませてみたらあっというまに1つのPDFファイルになった。1度にセットできるのは50枚なので3度ぐらいに分ける必要はあるが、設定を済ませると、ボタンを1回押すだけであとは全自動。糊の切断が不十分だったページを除けば、ジャミングもなし!PDF化の際にOCRもかけているので、調べたい情報の検索が相当楽になります。


 ちなみに1冊当たりのサイズは、300dpiのPDFで、約240MB。広告やトイガン関係の記事を間引くと約120MBに。約30年分(およそ360冊)を単純に掛けると、43GBですか。まあ、今日日のHDにとっては、ちょっとデカい程度です。今回バラしたのは複数冊持っている余剰「Gun誌」ですが、希少な雑誌をバラすにはまだ躊躇がありますね。ただ、もし今後海外移住や、仕事の関係でせまい住居に住んだり頻繁に引っ越しするハメになったら、保有「Gun誌」をすべて電子化してHDに納めるのもわるい選択ではないかと。まあまだ膨大な「Gun誌」を保有していられる部屋があるので、とりあえずは余剰冊子を読むだけにしておきますが。


 それにしても論文など、大学院生をやっていると大量にたまる紙類の整理・容積削減も活躍間違いなしであります。これはいい買い物でありました。


 ちなみに余剰「Gun誌」の解体は原始的な方法を用いました。
 紙束を切断する器具をも買いたかったのですが、重くて厚い紙を100枚以上切る能力を持つカッターは、業務用の高価で大型のものしかなかったので、やむなく金属製の定規と折刃型カッター、カッターマットを用いました。










 まあ簡単なものです。
 ただ、いくら複数冊持っていると言えども、貴重な「Gun誌」に刃を入れるのに抵抗がありましたが。


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