陣馬山
2007年03月10日(土)
今日は、たまには別の山(低山)へ登ってみようとのことで、神奈川県陣馬山を訪れた。
一緒に行ったのは、先輩のTem氏、М氏、同期のФ氏(いずれも仮名)である。
相模湖から高尾山へ登るときと同じように、高尾駅で乗り換え。
特急電車がやって来たかと思ったら、新型車輌らしい。
手すりが黒く角張り、なんとも近未来的デザイン。
そして液晶画面まで!
そして藤野着。
藤野駅はほんとうにこぢんまりとした駅だ。
相模湖よりも小さいかもしれない。
とりうえず駅前で飲料を調達。
山に張り付くように列車が走っている。
駅前にはバイクの廃材を使ったと思われる、不思議なオブジェが。
股間まで凝っている。
そして陣馬山を目指して、線路を越え、トンネルへ。
トンネルの中は狭い。
ところどころ狭くなっているおり、車がすれ違うのも大変そうだ。
鎌とハンマーの落書きが!
ここはソ連領か?
交通量は意外にある。
花粉症用に持ってきたマスクで排気ガスを対処…。
トンネルを抜けると、山までまだまだあった。
郷愁を催す風景だ。
こういうところに住んでいたわけではないけど。
しかし川の治水はしっかりしていた。
民家であると同時に公共施設だから撮ってしまうが、簡易郵便局である。
まったくの民家にしか見えないというか、民家である。
こうした土地の有力者の協力を得て、郵便制度は浸透していったのだ。
〒の看板は年季が入っている。
郵便局の表札も年代物だ。
都会ではまず観られない郵便局だ。
そしてここらへんで分岐である。
大雑把な地図がある。
我々がいるのは、地図の真ん中にある、Y字型になっている分岐路である。
ここを左に曲がった。
左に曲がると、やっと山らしくなってきた。
ドコモ鉄塔反対との立て札。
しかしすでに鉄塔が見える……。
なにやら工事中のようで、これも敷いたばかりのコンクリートのようだ。
すでにここは固まっていたけど…。
そして舗装はなくなる。
これがNTTドコモの電波塔か。
工事や保守点検などの為に、近隣住民は好ましく思っていないのだろうか。
電波塔のあたりから下界を見下ろす。
まだ民家があるが、少し登ったらしい。
ここからはいよいよもって、山らしい。
防火用水がここそこに。
やはり山火事は怖いからね。
そしてこの階段を越えれば、山頂。
案外短かった。
まあこのぐらいが鈍った身体にはちょうど良いのかも。
山頂の白馬像。
頂上は見晴らしがよい。
店の飲食スペースで弁当を広げるわけにも、ましてや火器を使うわけにもいかないので、あずまやでメシを食うことに。
私の用意したメシである。
「ケロロ軍曹」パンと、シーフードヌードル。
そして水。
Tem氏愛用の携帯コンロが、今回も活躍する。
いつも重いデッドウェイトを持っていただきまして。
低山とはいえ登ったので、気圧の関係でパンが膨れていた。
気密性は完璧だ。
湯を沸かしてラーメンの用意を。
Tem氏は食後のコーヒーまで用意しておられるとは、さすがである。
汗をかき、まだ冷える3月の山中で立ち止まるとどうしても身体が冷える。
そしてМ氏はお茶請けにお菓子を用意してくださった。
甘いものは、食事とは別に、身体に浸みます。
そして下山して、さきほどのY字路までもどってから、今度は右方面の道を登る。
風呂に入るためである。
一度下りてからまた登るという、不毛なことを…。
ここからが長かった。
そうして辿り着いた宿で風呂に入る。
案の定、ここは圏外であった。
ドコモだったら違ったのかもしれんが。
宿にあった雑誌に、デジカメ(電子カメラと記述してあった)特集が。
出力はコンポジットで、今から観るととんでもない低解像度の品々が…。
こんな時代もあったのですね。
ここが今回風呂に入った宿である。
そして帰路についた頃には、もう日が暮れかけていた…。
藤野駅についたころは、すでに暗くなりはじめていた。
その後、八王子にてメシを食い、今日はこれで解散した。
それにしても、藤野駅に着いたころには、私はえらくヒザが痛くなり、歩行も辛かった。
歩き方が悪いんだろうか。
とりあえず、コンドロイチンでも飲んでおきます…。