豚丼を食いに帯広へ
2007年03月27日〜04月01日(火〜日)




 思い立って羽田空港行きのバスに乗り、




 空港に到着。



 何故か帯広行きの便に乗ろうとするが、わずかな差で一本遅い便に…。
 しばらく待合室で待機。




 そして帯広空港。
 釧路人たる私は、普段は使うことのない空港だ。
 かつては釧路空港の誘導設備が充実して折らず、悪天候でよく釧路便は欠航になり、しばしば帯広に下りたものだが、近年はまずありえないことだ。




 帯広空港はよく、ある田舎空港だ。




 馬の名産地ということで、馬。
 ちなみに駐屯地がある関係か、空港には陸軍の軍人も出迎えに来ていた。
 かつて帯広駐屯地が軍民共用空港だったのだが、現在は民間空港はこちらに分離している。
 軍人の移動も、民間機を使っているのだろう。




 そしてバスで帯広市内へ。
 羽田や伊丹や千歳と違って、自動車以外に交通手段はない。




 釧路も同じだが、バスはけっこうな年代物である。




 騒音公害や用地買収を考えると、やはりジェット機を運用する空港はこうした辺鄙なところになったのだろう。




 3月も終わりだというのに、雪深し。
 さすがは十勝。






 そして帯広。
 それなりに縁のある土地なので、めずらしい光景ではない。
 しかし1人で歩いたことはまったくない。






 とりあえず釧路行きの特急「おおぞら」の指定席を取っておく。
 それまでは2時間ちかく動ける。




 とりあえず駅前を闊歩し、地元資本で健闘する大丸デパートなんかを見物。






 そして何よりも食いたかったのが、帯広の豚丼!
 内地では「豚丼」と称する、牛丼の製法で作られた不味い代物が出回ってるが、あれが「豚丼」と認識呼称されると、北海道の外食産業は大変な風評被害を被る。豚肉の良質な部分を、厚切りで切り出し、醤油と味醂で炒める。それが豚丼だ。牛肉の安い部位を薄切りにして、茹でた代物の代替に豚肉を使うのは勝手だが、それを「豚丼」と認識呼称するなど、北海道への挑戦だ!
 こうしたちゃんとした豚丼は、北海道じゃないと食べられない。茹でないで炒める「豚丼」を出す店も神奈川にはあるが、どうも塩梅がよくないし。




 ここが豚丼で有名な老舗「ぱんちょう」である。
 ここのために帯広へ来る価値はある!






 そして「おおぞら」で釧路へ。
 





 そして釧路。
 ここでさりげなく実家に電話をした。
 不在だったり、用があったりしたらわるい。
 で、取り立てて何もなさそうだと確認してから、タクシーで近所まで(玄関先までではなく)乗り付け、突然実家に帰還して両親を驚かせた。たまにはこういうのもわるくはなかろうて。


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