学部時代の小規模な会合
2008年02月23日(土)


 学部時代の後輩の美津濃君(仮名)が東京を訪れるとのことで、別の後輩のカミュ君(仮名)と共に3人で会うことにしました。学部時代の面々との会合自体ごく稀にしかないことですが、今回は珍しい組み合わせかもしれません。学年は私>カミュ君>美津濃君の順ですが、在学年数は何故か全員異なったり(誰が何年いたかは敢えて書きませんが)。しかも全員、元政治学科生という共通性があったりも。総合大学においては、学部ごとに学生の傾向を見いだす「県民性」のような悪辣なフィクションが蔓延りますが、中でも我々が所属していたところでは政治学科が何故かか妙な存在感をアピールし、あるいは同志意識を持っていたりもしたものです。


 そして会合の場所は多摩センター。学部時代はこの近辺の大学にいたので、多摩センターもしばしば会合の場所となりました。特に小田急線、京王相模原線の利用者は、帰りがけ多摩センターで飲んだりカラオケに行ったりすることがしばしばありました。しかしあくまで新宿から放射状にのびた郊外型私鉄の終端近くの土地なので、大学から離れるとあまり訪れる場所ではなかったりします。ましてや東京を離れた美津濃君にとっては、滅多に訪れる場所ではなかったりも。その意味でも懐かしい会合となりました。






 今回案内された場所は、カマクラのようなちいさな円形の空間。こじんまりとして、落ち着く空間でありました。美津濃君はスーツケースを持ち込んだので、それを置く余裕もあり、なかなか気の利いた席でした。個室というのも、雑多の階級や若い学徒と無用の接触をせずに済み、声もある程度遮蔽するのでつくろげました。
 ちなみに私は断酒しているので、終始茶とトマトジュースでした。学部時代に浴びるように飲んでいたので、断酒したといったもあまり信じられませんが、浴びるように飲んでいたからこそ、止めるハメになったとも言います。

 その後、まだ時間が早かったのでカリヨン館のサイゼリアでコーヒーなど飲み、カミュ君とは別れ、美津濃君は私のアパートへ。それぞれ終電・終バス近くでした。多摩の夜は早いですよ。近況報告から昔話まで、いろいろと話をできました。こういう機会は貴重です。


 そして私のアパートについたときは日付が変わっており、すぐに就寝しました。我が家はいちおう布団は1.5組あります。0.5というのは、掛け布団があって敷き布団がないことを意味します。遠方から来た客である美津濃君に掛け布団と敷き布団のセットと毛布を渡し、私は畳の上に直に寝て毛布と掛け布団を…。まあ畳も暖かい上にそこそこ柔らかいので、それなりに快適に眠れました。こういうのも学部時代のようですわ。学部時代など、アパートに何人も泊まりに来て、冬場でもそれぞれ毛布1枚(運の悪い最後の奴はタオルケット1枚)にくるまり、畳やフローリングの上で寝たものです。畳の上に寝る体験もまた、懐かしかったですよ。




 そして美津濃君と共に近くのメシ屋で昼食を。ひとりでは入らないような店なのですが、野菜・和食中心のバイキングで品数が20〜30種類と豊富な店があろうとは。金額もそれなりですが、これはわるくない。今度客が来たときにでも使いますかね。
 

 その後、空港バスで美津濃君は羽田へと向かいましたが、羽田空港では、新千歳空港の強風・降雪のため搭乗手続きが中断していたそうな。結局1時間半遅れで飛んだそうですが。天候にはかないませんわ。


戻る