試験とロシア会合
2008年06月08日(日)
今日はとある試験の日でありました。忙しい勤め人でも早朝や帰宅後、電車などの寸暇を惜しんで勉強して、2〜3ヶ月で受かることも出来る試験です。また、高校生でも気の利いた奴なら取得できる試験であります。時間の自由が利き、まがりなりにも高等教育機関に長年学んだ私が、私が2ヶ月も使って受からないわけが!と思って勉強してきましたが、自己採点の結果、ボーダーライン上と判明しました。
対策する時間が十分取れず、理解・訓練が不十分だった分野の問題で記で大きく落としたのは避けられなかったとしても、問題集を数周し、徹底的に叩いて完全を期した分野でも予想外に落としたのが痛いです。「方法論を理解していたのに、問題文に対する解釈をミスる」というどうしようもないことを……。
自己採点できなかった問題や予想外のミスで9点以上落としたらアウトです。さて、どうなることか。
そして試験会場から急行に飛び乗り、1時間半かけてロシア語の先輩・奥野さんのお宅へ。今日は速水先生の「馬車馬大作戦」発刊・増刷記念の会合でありました。私のようなドン百姓も招かれるとは、本当にありがたいことです。
奥野夫妻の手作りのロシア料理(ペリメニは皮から自作!)をご馳走になり、めずらしいロシア映画の上映が行われました。これだけの料理を作るのには、大変な時間と労力が掛かったことでしょう。ありがたいことであります。
そして今回の上映作品の目玉は「デタッチド・ミッション」でしょうか。かつて日本で公開されたことがあるらしいのですが、DVD化どころかVHS化さえされているかどうかあやしい代物。幻の一品であります。
そしてケーキが用意されましたが、これが赤地に鎌とハンマーをあしらうという粋な品物。すばらしい演出です。が、まさか速水先生の単行本発売と並記されて、私の「退院」まで祝われるとは、畏れ多い。いや、驚きました。私のような取り柄のない愚か者にまで、こういう心遣いを頂けるとは、本当にありがたいことです。
今回も皆様の様々な話を拝聴し、貴重な映像を鑑賞し、美味しい料理をご馳走になりました。こうした機会にお招き頂き、「退院」をも祝われるとは感謝に尽きません。私は人様に何の貢献もしたことのないどうしようもない人間ですが、こうした恩恵にはいつか報いなければ、と思います。