有明統合戦線
2008年08月17日(日)


 3回申し込みをして、3回連続で有明に受かるという幸運に恵まれ、今回も出征してまいりました。今回は「軍事研究」誌等で活躍しておられるСССР1917氏の委託を受け、発の統合戦線と相成りました。また、前々回(すなわち去年の夏)に手伝って頂いたЧЖ氏も遠方より参戦して下さり、はじめての3人体制となりました。

 


 「ロシア語軍事用語集 三訂増補版」作成風景。今回もロシア語本とナガン本という代わり映えしない出展内容ですが、それぞれ増補改訂しました。
 しかし増補している以上は頁数がかさみ、冊数に変動がないのに猛烈な容積・質量となりました。廉価なコピー用紙とはいえ、数千枚となると担ぎ屋貿易ももはや限界であり、車輪付きの小型スーツケース+カバンという装備で引きずっていきました。駅の階段の乗降もさることながら、スロープの下りでも車輪を使えない(重すぎて暴走してしまうのを支えられない)ので、かなり体力勝負の搬入でありました。




 しかも今回は雨がちで、ゆりかもめに乗り換えるまさにそのときになって突然の雨が。売り物の冊子はプラスティックの書類ケースに入れている上、それをさらにゴミ袋でくるみ、そしてカバン自体にある程度の撥水性があるので、多少のことでは平気ですが、紙を扱うときの雨は困りものです。






 そして3人で入場。CCCP1917氏もやはり、似たような小型スーツケースを抱えての来場でありました。遠方より来訪されたЧЖ氏は、貴重な東京行の最終日にはせ参じて下さいました。それぞれ結構な荷物。しかし今回はミリタリー自体が壁寄りということもあり、我々のスペースは壁際でした。そのため荷物を置くスペースが島中よりも若干多かったのには助かりました。




 設営中。私の「ロシア語軍事用語集」が200円、「ナガン本」が100円。CCCP1917氏の新刊・既刊がそれぞれ300円。コピー本であります。




 設営完了。コミックマーケット開始の合図とともに取引がはじまりますが、CCCP1917氏の呼び込み、説明、販売の辣腕振りには驚きました。私のようなオブローモフ主義者とは異なり、各地で活躍しておられる氏は違うと感心しました。特にコーカソイドの来訪者に対しても物怖じ無く呼び込み、扱っている航空機の構造や機能について説明するとは……。私の語学じゃ、なかなかそうはいきません。




 写真はЧЖ氏が用意してくださったНКВД。敷物もおなじく。今回は同人誌としてはマイノリティのA4冊子4冊とテーブルの面積との兼ね合いを計りかねていたのですが、私のブツが捌けてからは無事無事にディスプレイできました。ただし転倒の危険があるので寝かせましたが、「斃れても尚、赤旗を掲げ続けようと、手を離さなかった」とかいうストーリーをでっち上げたり。

 私の持ち込んだブツは、両方とも1130時頃にはなくなってしまいました。少数生産とはいえども、スーツケースで持ち込める限りのメイっぱいを搬入したのに、すごくスピード。ちょっと仁義切りに席を外して帰ってきたらなくなっていました。今回は余らせるつもりでいく、とも言っていたのに、どうしても遅めに来訪される方に頒布することができず、その点は大変申し訳なく思います。しかしロシア趣味者・軍事趣味者の同志の手にとって頂けて、光栄であります。
 なお、CCCP1917氏の搬入部数は私の約3倍なので、完売とはいきませんでしたが、それでも「ミリタリー系としてはなかなかの売れ行き」と表されるスピードでありました。




 差し入れで頂いた水。150円なので、自販機で売られる500mlミネラルウォーターとしては特別高いわけはありません。しかし水分需要が旺盛な中、祭り気分もあり、ラベルでちょっとしたインセンティブをつければ、他の飲料よりもよく売れるのかもしれません。いやまあインセンティブといっても、非日常であることを噛みしめるとか、仲間内でネタにするとか程度のものですが。


 さて、今回ははじめての3人体制でしたが、おかげで時間の融通が利き、かついろいろな話をすることが出来ました。また撤収後も国際展示場のカフェテリアで一服し、浜松町のメシ屋で食事などもしましたが、その際もいろいろと興味深いを拝聴することもできました。まあ私の方は、いろいろとアホなことを口走ってしまったような気もしますが。ЧЖ氏はそのまま新幹線で帰途に就き、翌日からは日常に回帰したそうですが、強行軍の中、貴重な休日を割いて手伝って頂きました。CCCP1917氏とは共同出展という形を取りましたが、宣伝や説明の手腕、そして氏を訪ねる来客には様々な方がおり、触発されるころも多かったです。お二人には心より感謝します。


 ちなみに解散後は学部時代の連中に合流し、遅くまで新宿でまたしてもアホな話をしていたりも。


 また、ネット上で交流のある方々や学部時代の連中(うち1人は何年ぶりに会ったろうか)の訪問を頂き、あるいは仁義を切りに回った際、私の粗末なコピー本に対して新刊を頂くという貿易不均衡を発生させてしまいました。ときどき訳のわからんことを口走った気がしますが、滑舌と脳の仕様なのでご容赦下さい。 


 次回以降は、自分自身がどこで何をやっているのか確定していないので未定ですが、可能ならば参加したいところです。  


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