午前中の演武
2008年11月03日(日)

 古巣の椎応大学を訪ねてきました。
 卒業から今年で7年目。武道部の演武に集まったOBたちは、私の卒業後の入学し卒業した、若く面識が薄い人々が多くなりました。そして同時代を過ごしたOBの来訪者は減っている気がしないでもないです。やはり寂寥感は禁じ得ません。

 ただ、来る人間は概ね固定化され、思いがけず現れる人間もいるので、それほど少ないわけでもないですが。その意味においては、学食でくだを巻いて過去の再来のような一時を過ごすことが出来ました。今となっては得難い体験です。ただ話した内容は、「ストライクウィッチーズ」「革マル派と中核派」「朝霞駐屯地の広報センター」だったのは、多分、気のせいでしょう。

 あと、法律事務所の名刺ももらったので、手が後ろに回ったときも安心です。私のアパートで「絶望2000」をプレイしていた後輩が弁護士になるとは、法曹界も安泰です。

 さて。試合という概念がない我が部において、1年間の活動の集大成となる見せ場が学祭最終日の演武会です。稽古から離れた今となっては、技や技量について論ずるつもりはありませんが、若人達の努力と気迫を感じるのはよい刺激となりました。そして、近年の演武においては展開に創意を凝らす傾向があり、今回もドラマ自体の組み手・組み棒には驚かされました。


 なお、キャンパスも年々変化を続けていますが、耐震工事によって2号館(教授の個人研究室棟)は鉄骨で補強され、まるでジャギでも住んでいそうな案配です。外観的にも大分、私のいた頃からキャンパスは様変わりしていますが、こうしてまた「見慣れた光景」が「見知らぬ光景」に一歩シフトした気がします。




 そして学食の価格はさらに値上げしていました。卒業後一度値上がりしましたが、また上がったようです。「甘酢」の名称で知られた甘酢醤油定食は私の時代は390円だったのに今や450円。400円のチキンソテー定食は470円。天文学的です。

 チキンソテー定食で食いましたが、運動をやっていた上、1日2食程度で生活していた日も多かった学部時代とは違い、米があまりにも多すぎ……。油脂とタンパク質も、日頃はこんなに採りません。しかも、学部時代に流行っていたドクターペッパーをも飲んだので、この一食で普段の食事の倍以上のカロリーを採った気がします。


 ちなみに今年の学祭では、新谷良子と喜多村英梨の講演会が開かれたようです。昔は神谷明の講演がありましたが、今年は随分と趣向が変わりましたな……。なお、生協は相変わらず「G'z Magazine」を置いてましたが、人気コミックの最新刊を僅かな冊数しか置かない狭いコミックコーナーに「地獄少女」が3冊、さらには「ゼロの使い魔」のコミックが平積みにされてましたが、仕入れ担当者の趣味でしょうか……。


 演武の後、しばらくOB連中と学食でくだを巻いた後は、Tem氏としゃぶしゃぶ屋なんぞに行っておりました。さすがに部の打ち上げに参加するには我々は年を取りすぎたわけで。店には「ゲーマーズ会員証で割引」というような趣旨のことが書いてあったので、Tem氏がでじこの絵のついたカードを店員に出したところ、割引対象ではないとのこと……。いったいゲーマーズの何を見せればいいのだろうか……。


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