ガンダム、静岡に立つ
2010年09月20日(月)
本日は学部時代の偉大な先輩Г氏(仮名)に誘われ、静岡に打ち立てられた偶像を拝むための行脚へと出発した。
まずは互いの便利のよい東京駅で合流して、弾丸列車・新幹線へと乗り込む。
そして静岡!近いけどよく知らない異郷の地!
ここで在来線在来線に乗り換え。
東静岡で降りる。しかしもうガラスの向こうにはなにやらありがたい本尊が……!
そびえ立つ白い勇姿!この大きさ!前近代の民草が見たらば、その圧倒的な大きさと攻撃的な造型にひれ伏し、子々孫々に語り継ぎ、神話のひとつでも生まれるは必至という存在感……!
東静岡の駅は、新しく立派な建物だけれども、普段はあまり使われていなさそうな雰囲気であった。開発されつつある途上で、だからこそイベントを行う土地もあるのだろう。
そして階段を下りる。子供連れの姿もちらほら。我々のごとき、30代のマニア層が中心かとおもったが、ファミリーが多かった。それも男の子連れに限らず。休日に、手軽に出かけられる場所というのは限られているので考えて見れば不思議ではないが、ちょっと意外な感じが。
そして駅舎から外に出るとご対面。スーパーロボットではないので雲を突くような巨大さはなく、NTTドコモビルに比べると小さい。あくまで人型戦闘兵器としての、機械人形としてのサイズなのだ。
だが近づくとやはり、人がゴミのごとく小さく見える。視界にビルが入らなくなると、天を突く巨人にも見えてくる。
こうした細部まで作り込まれたものが圧倒的な大きさでそびえ立つという、誰が見てもわかる凄さは、ガンダムに興味のない層にとっても、ちょっと見物に来れば感心しそうなものである。家族連れで休日のちょいとしたイベントとしてわるくない。周囲の会話からも、必ずしもガンダムファンばかりではないのが窺えた。
ホビーミュージアム。ホビーフェアというイベントの主旨からすると、古今の模型を集めたこのミュージアムの方が主要展示物といったところか。ガンダムはあくまで目玉であって。
美少女を掲げた車の模型が描かれるとは……。
ガンダムのような架空兵器の模型(プラモデル)だけを扱っているわけではなさそうである。
中身は軍艦の模型からはじまり、兵器から版権的にあやしい(というかパチモンの)アニメのロボット兵器に至るプラモデルが、年代ごとに並んでいた。なかなか壮観でありました。
コアファイター、それも墜落済という念の入れよう……!計器類もちゃんと表示されていた。
この角度からだと高い建物が視界に入らず、空をバックに雄々しく立った姿を楽しめる。
ビームサーベルが突き刺さっているが、台場で展示されていたときはなかったという。
水蒸気を噴射させる装置。ショーの開始とともに、これが唸り始めた。
近くにいたら霧を被る。
3倍辛くできる赤い冷やしうどん。
これはガンダムとは関係ないが、人気商品らしいハム焼き。
ダイナミックな代物でボリューム満点。食い応えがあった。
ところで背後に何やら荷物が見えるが……。
これこそがГ氏が遠路はるばる抱えてきたご神体……!
ガンダムとともに撮影など。
時間と人数を制限して、ガンダムの足下で撮影などをすることが出来る。
もちろん並ぶのである。撮影のために。
ガンダムの足下にて。
台場でも同じことをやったらしいが、台場とは違って近隣のひとには話しかけられなかった。
スタッフには話しかけられたが……。
ガンダムのまたの下から。
この角度が撮るともう現実感がなさすぎて、CGか市販のプラモデルに燃えてくる。
会場近くをほっつき歩く。
これはバンダイホビーセンター。
ただしこれは、一般用の施設ではないので、外から見物しかできない。
暗くなってくるとライトがついた。いやもともとついていたのかもしれないが、目立つようになった。
ただ18時でイベントは終了するので、本格的なライトアップはなかった。台場と違い、遅くまで交通の便がよいわけでもなく、遠方からの来客が多く、イベント会場も電灯がさほど設置されていないなど、夜間を想定されているものではなかった。ま、昼のイベントなのだろう。
そして新幹線にて東京へ。
Г氏の信仰のおかげで、ふだんなかなか見ることが出来ぬものを目にすることができました。ありがたいことです。