砂漠‥‥果てなく続く砂の海原には当然と言って良いほどの砂しかなく、 それ――砂以外の何物をも寄せ付けない何かを感じさせる‥‥。
その砂は人が流した、汗、血、涙、空からの恵みである雨水を無尽蔵に欲し、 そんな砂漠に人が住む集落――都市があり、その名を‥‥エルディアと言った。
都市の中には王宮と言われるその都市の代表者を住まわせる建物が存在した。
その王宮の一室、太陽光の射す部屋に独りの女性が立っていた。
しかし彼女を覆う煌めきとは裏腹に表情は暗い。
暗い雰囲気の彼女の視線を追ってみると、 そこには女性が横たわっていた、水が張ってあるような棺の中で。 「‥‥私はどうすればいいの、兄さん。」
彼女は誰に言うわけでもなくそう言い放った。 「‥‥将軍が動き出したそうよ。」 女性は構わず独り言を紡ぐ‥‥光の射す棺桶に向かって‥‥。 「でも、私にはプリシア様を護ると言う約束が‥‥。」 そういって彼女は空を仰いだ、光が集まるその天井を‥‥その刹那。 「モニカ様‥‥。」
二人の男の声が彼女――モニカ=セレッティに掛けられた。 「‥‥‥‥。」 視線を移しても尚、確認しきれなかったモニカは沈黙する事に終始した。 |
あとがき
こんにちはカルネアデスです。今回は‥‥見ての通りのことになりました。
メールだったらもっと嫌だったような気がしますけど、
てことで、こんな自分自身の気の弱さに嫌気がさしています、
気が弱いんでしょうねぇ、それか秘密主義者だったのか、脆(もろ)いですな (^^;
もう続きは書けないだろうなと思っていたのですが書けてしまいました。
今日は月曜日‥‥更新日と違うし(笑)まあいいか、更新ということで‥‥
題名のVer.μ(みゅー)はMのことです、多分(冷汗)αがA、βがBなように。
うまい具合に前回感想書いてねぇ、見たいな催促が書いてあったようなので、
自信を取り戻す事が叶えば一般公開も致します、 |
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