「‥‥将軍‥‥動きましたな。」 「‥‥行かれないのですか?」
どうやら先ほどの独り言‥‥聴かれてしまっていたらしい、 「心配しないでくれ、私はプリシア様を護る為だけに此処に居るのだから‥‥。」 「モニカ様‥‥。」 「そうですか‥‥。」 二人の物言いからは落胆が込められていた。 「モニカ‥‥。」
さらにもう一人、モニカに声を掛ける人物が現われる。 視界が回復しないモニカではあったが、その声は認識する事が出来た。 「プリシア‥‥様?」 「そうです、モニカ‥‥無理をしてまで私の側に居なくても良いのですよ?」 「しかし‥‥。」
モニカの視界は徐々に回復していく‥‥その視線はプリシアだけを映し出し、 「私はプリシア様を護る為に此処に居たいのです。」 「‥‥無理をしなくてもよいのに。」
プリシアの顔に哀しみにが滲みだす、 「御戯れをプリシア様‥‥わたし‥‥私は無理などしてはおりません!」
語尾を強めて言い放つモニカを見つめるプリシアの視線は、
彼女が語尾を強める‥‥それは無理をしている証拠だった、 「解りました、モニカ、私の方を向きなさい。」 「‥‥向いております。」 「私の目を見てください‥‥モニカ。」 「‥‥見ています。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 「‥‥‥‥。」 つかつかつか‥‥。
突如としてその静寂を破っり辺りに響き渡る足音は、 「モニカ‥‥。」 「‥‥はい。」
これだけ接近されてしまってはプリシアの目を見ていないと言うことは 「解りました‥‥それではモニカ、貴女に任務を言い渡します。」 そうプリシアが言い放った瞬間モニカの視線はプリシアの視線と交差した。 「私の生命を狙っていると言う人物がいます、その名は将軍。」 プリシアは凛とした声でそう言い放った。 「モニカ‥‥貴女はこの人物を探し出すのです、良いですね?」 一方モニカは、瞳を見開いてプリシアを凝視している。
「将軍と呼ばれる人物の関係者が日本に居ると聴いています、
モニカの手に航空券のチケットを握らせるプリシア、 「‥‥モニカ、お願いしますよ。」 「プリシア‥‥様‥‥。」 瞬(まばた)きをし、プリシアに笑いかけるモニカの姿がそこにあった。 「モニカ殿、後の事は我々にお任せください。」 「なーに、私達二人がモニカ様の代わりに働きます故に。」
その声に視線を移したモニカが見た人物は、 |
あとがきのその後
こんにちはカルネアデスです。HPで公開する際に削った部分を公開しました。
結局前後編と言う形になってしまいましたねぇ、前回より1ヶ月更新ですし‥‥
近々新作が出るそうでして‥‥EVE The Fatal Attractionと言う作品ですが。
最後に‥‥自信の方はあまり変わっていないように思います、
そういえば某E氏に言われましたよ、 |
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