◆ 画廊 - No.30 ◆  HOME

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1998-11-07
takes030
オマエモワルヨノォ

 サンプルNo.003 

○地域 古アジア大陸 日本島

○名称 " ご家老"  堀部彈正昌勝(左)  " 旦那様"  備前屋儀兵衛(右)

○概要 官僚組織の主席権力者と商業資本の実力者。

 硬直的管理機構を利用した公的資金の不正収奪を業とする者たちであるがなぜか彼等の会話を記録した映像が多数残されており、細部は異なるが、言いまわし、会話の運びには顕著すぎる同一性が見られる。

 「もう、これで堀部様の天下でございますなあ。これからは" ご家老さま" とお呼びしなければいけませんな」
 「それも、お主が都合してくれた石見銀山ねずみとりのおかげよ」
 「殿のお毒見役とご典医にはだいぶ金をつかわされました」
 「これからいくらでも儲けられるではないか。それよりその者たちの始末は大丈夫だろうな?」
 「抜かりはございません。人間一寸先は闇でございますから、闇夜の一人歩きなどはあぶのうございます」
 「備前屋、おまえもワルよのぉ」
 「ご家老様こそ」
 「ファッハッハッハッハッハハハハハ・・・・」
 「ヒィッヒッヒッヒッヒッヒヒヒヒヒ・・・・」
 「フフ、これ、備前屋、声が高いぞ」
 「ご心配めさるな、聞いておるのは天井ウラのねずみぐらいでございます」

 ・・・・最後の「天井ウラうんぬん」というセリフがある場合、続いて部屋と建築物上面との間の空間にいる黒い衣装の人物の映像が続くことが多く、78%の高率である。
 さらにその人物は「カザグルマ」という玩具を持っていることが多いが、実用品とは思えないのでなんらかの宗教的祭儀用品ではないかと思われる。
 「おやぢ」との関連は明瞭ではないが、他に「ご隠居」という呼名の人物がしばしば登場し、この人物についてあきらかでないことが多岐に渡るので、今後の発掘・研究が待たれるところである。

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