日本人グループからの決別を決意

 大袈裟だが、朝起きて■■家の天井を見ても、なんだアメリカなのか、とは思わなくなってきた。楽しくなってきたのである。
 ちなみに今日は8月15日。The Victorious Day。私にとっては敗戦の日か。別にあの戦争の善し悪しとか、ナショナリズムの話ではなく、ごく単純な二方向な認識をしてみただけである。とか言いつつも、持参してきた日の丸ハチマキでキメようか、とも思ったが、アジアからの留学生と摩擦がおきたら嫌なので却下。
 それにしても・・・必ず0600時に目覚めるようで。目覚ましがいらないね。


 I dislike Japanese people.My classmates want to be crouds with only Japanese.
 この文がどれだけ適切な表現かはわからないが(表現としておかしいのはわかる)、日本人同士群れて日本語でしか話さないのを見ると、苛立って仕方がなかった。何のために高いカネ払ってここまで来ているのだ。よく聞く話だが、やはり日本人は群れて終わるのかのう。そういう人間にはなりたくなかった。私はナショナリスト(注)だが、日本人のよからぬ点は看過しない。


注:簡単に言うが、ナショナリストというのは別にやばい人のことではない。無論過激な人もいるが、国民国家の時代たる現代に於いてナショナリストと言えない人はあまり存在しない。それにナショナリストと言うと軍国主義者、保守的というイメージがあるが、必ずしもそうとは限らない。マルクス主義者や反戦主義者でもナショナリストはナショナリストである。自分の国にはマルクス主義的な政権がふさわしい、自分の国は平和を通すべきだ、という「自分の国はこうあってほしい」という発想はまさにナショナリズムである。日の丸・君が代に反対する人々もナショナリストである。こういう人々もまた、「自分の国にはもっとふさわしい国旗・国歌がある」と思うなどというのは、ナショナリズム以外の何者でもない。


 朝大学に行き、簡単なゲームのようなことをやる。A〜Zの頭文字を持つ、アメリカを連想させる単語を挙げろ、というもの。あと、絵を見て何か言えとか。面白いが、ちょっと簡単すぎる。中学校レベル。Statesに英語遊びをするために来たのではないのだが、まあ目の前でやっていることはやってやる。
 私にとっては屁でもない問題なのだが、他の人間の多くは何も言わない。先生の言っていることそのものがわからないのか、問題がわからないのか、声を出す度胸がないのか、やる意志がないのか、黙りこくりやがって。そんなアホの分際でいい気になってんじゃねーぞ。群れて、日本語で話して、くだらんことばかり話し、調子こく。このメリケンの地では、何者でもない、何も表現も出来ない人間が。何も出来ないのは私も五十歩百歩なのだが、私はアメリカに於ける自分の小ささを認識している。


 今日の昼食は理科大と食う。最初は調子こいているにーちゃんかと思いきや、なかなか頭のいい男だ。あんまり社交的ではないが、話は面白い。


 今度のactivityは寸言。班はいつでもランダムに組まさせるが、私の班での準備に於いては、怒り狂いたくなった。私以外、全員高校生。
バカ女「(これから何をやるのか)やる気ないから聞いていない」
 このクズ!観光旅行に来ているんじゃねーんだ!私がどれだけの思いをしてこの研修にカネを払っていることか・・・。それを思うと、ぶち殺したくなってきた。それでも、棒術部の実務で鍛えた私の手腕で、無理やり妥協点を探り、脱線する話を軌道修正し続け、どうにか台本を仕上げた。
 教室で台本を作ってから、西部劇村のようなところに移動して上演。
 それにしても、activityも苛立って苛立って。今日行った場所も劇も楽しかったのだが、ガキどものやることなすこと見るに堪えなかった。無言のコンタクトをアメリカ人に試みるな!通用しないって。しゃべれ!そして日本人同士で群れるな!最低限、意志疎通の努力ぐらいはしろ!劇の打ち合わせの最中にまったく関係ない話に突然興じる様には、私がKill you!!!と叫んだほどだ。だが、このコトバに対して、スタッフのトロイは心を痛めていたようだが。


 砂漠なのでここいらにはサボテンがある。道ばたのサボテンにこすっただけで、サボテンのトゲがズボンに刺さった。トゲは針のように鋭く長い。しかも、ズボンに食い込んだトゲは、サボテン本体から抜ける。そのズボンに食い込んだトゲが歩いていると脚に刺さって痛い。ズボンをめくってみると、私の脚からトゲが5〜6本生えていた。おそるべし。


 ガキどもは、移動の車(フォードの大型ワゴン)の中で「恋ばな」とかくっだらねー話を。ガキのfxxkeeの話なんぞ聞いても、つまんねーんだよ!それに於ける心の揺れ動きの様を延々と聞かされたが、私は高いカネ払って、どこにでも溢れている安話聞くためにメリケンに来たわけではない!ついでに大学受験するのならば、中央大学ぐらいは知っておけ!
 まあいいさ、私は私の道を行く。
 これからは、日本人から離れて、アメリカ人と話そう。


 ちなみに、今日の劇の内容。
 西部劇の酒場に、いかれた男がやってきて狼藉をする。二人のカウボーイが立ち向かうがノックダウンされてしまう。そこでカウボーイは、ボスつまり私を呼ぶ。レバーアクションのライフルを抱えて現れる私。
Hey,what are you!Disappear,scumbag!!(おう、何だてめえは。失せろクズ野郎)
 キチ@イ男に凄むボス。
 だが、キチ@イは挑発する。
Get out of here!(表に出ろ)
 外に出て決闘をしようというボスに対して、キチ@イは拳銃を抜く。すかさずライフルで撃つボス。
 ボスは数発撃つが、キチ@イは「マトリックス」のようにエビぞりで弾丸をかわす。
Are you crazy!?Die now!!
 ボスはエビぞったままのキチ@イ男に近づき、至近距離から頭に一発。キチ@イ男は死ぬ。ボスは死体にさらに、2〜3発撃ち込む。
 それだけである。しかも、必要ないときはトリガーから指を話し、撃つときはちゃんとレバーを操作するという凝りぶり。まあ、劇そのものは上出来で、楽しかったと言える。


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