クレクレタコラ各話一覧(101〜120話)

タイトル:空飛び皿の巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★☆☆☆ 反社会性:★★☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、ビラゴン
起きた犯罪:窃盗、暴行、傷害、器物損壊
略奪された品:皿
使用武器:皿
目的:モンロの店の皿を盗む。
オチ:カタストロフ
解説:モンロの店から皿を盗もうと考えたタコラとチョンボ。厨房で皿洗いにいそしむビラゴン。タコラはモンロに変身し、ビラゴンを誘惑。その隙に皿を盗むチョンボ。すっかり上機嫌のビラゴン。しかしそんなことを繰り返しているうちに、洗い場の皿はなくなってしまう。タコラの仕業と断定したビラゴンは、皿を飛ばしてタコラとチョンボを攻撃。二人も応戦。そんな中、本物のモンロが帰ってくるが、ビラゴンはタコラモンロと勘違いして殴り倒してしまう。
 モンロが殴られる数少ない話の一話。なんとも痛々しい。


タイトル:ブラシが欲しいの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★☆☆☆ 反社会性:★★☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、トロロ
起きた犯罪:窃盗、暴行
略奪された品:ブラシ
使用武器:亀の子たわし、石鹸、ラケット
目的:トロロのブラシを盗む。
オチ:暴力による報復
解説:ブラシで感心にもベンチを磨くトロロ。タコラとチョンボはブラシが欲しいが、強敵トロロに近づくのを躊躇する。そこでチョンボが陽動を行い、その隙にブラシと亀の子たわしを摩り替えるタコラ。気がついたトロロは、瞬間移動でタコラの前に現れ、亀の子たわしで殴りつけてブラシを奪い返す。そこで今度は、チョンボがトロロに石鹸を次々投げつける。そこにタコラがラケットを渡す。ラケットで石鹸を打ち返すトロロ。その隙にブラシを奪ってタコラは逃げるが・・・。


タイトル:テープが欲しいの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:窃盗、暴行、傷害
略奪された品:テープ
使用武器:なし
目的:運動会のテープを盗む。
オチ:暴力による報復
解説:今日は森の運動会。次の競技は、トリオ怪獣の徒競走。モンロのスタートピストルでトリオ怪獣は走り出し、イカリーがゴールのテープを切ろうとしたその瞬間。テープがなんと動き出す。タコラとチョンボが、両端を持ってテープを盗もうとしている。追いかけるトリオ怪獣。テープを持って逃げる、タコラとチョンボ。しかしテープが立ち木に引っかかってしまい・・・。 


タイトル:ヤカンが欲しいの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★★☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ
起きた犯罪:暴行、傷害、公務執行妨害、監禁、窃盗
略奪された品:ヤカン、急須
使用武器:鉄球
目的:交番のヤカンと急須を盗み出す。
オチ:暴力による報復
解説:休憩にお茶を飲もうとヤカンを持ち出すデブラ。ヤカンが欲しいタコラとチョンボは、デブラに鉄球を投げつけ昏倒させる。その隙にヤカンを奪おうとするがうまくいかない。デブラを罵倒しての陽動作戦も失敗。そこで、チョンボがタコラを捕縛して交番まで連行する。タコラがチョンボを殴ったので、民間逮捕したとのこと。牢を開くデブラ。背後を見せた隙に、縄を解いたタコラとチョンボがデブラを牢に押し込み閉じてしまう。かくしてヤカンを奪ってお茶にするタコラとチョンボだが、そこに釣り糸が垂らされる。


タイトル:モンロのエプロンの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★★☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:窃盗、暴行、傷害、器物損壊
略奪された品:エプロン
使用武器:ハンマー、栗、棒、石
目的:モンロのエプロンを盗む。
オチ:闘争に敗北
解説:モンロのエプロンが欲しいタコラとチョンボ。肩を揉んで、その隙にエプロンを奪おうとする二人だが、トリオ怪獣がエプロンを奪って逃走する。いが栗の地雷で足止めをし、ハンマーで背後からトリオ怪獣をぶん殴ってエプロンを奪い返すタコラとチョンボ。タコラとチョンボに金的攻撃して袋叩きにし、エプロンを奪い返すタコラとチョンボ。トリオ怪獣の頭上の石をばら撒き、エプロンを奪うタコラとチョンボ。タコラとチョンボを囲んで殴って、エプロンを取り返すトリオ怪獣。しかし倒れたタコラに、イカリーはエプロンを返す。追いかけてきたモンロにタコラはエプロンを返すが、そのエプロンは真っ二つ・・・。
 最初からトリオ怪獣は、すべてタコラを陥れるための行動をしていたのだろうか。すばらしく計画的かつ陰湿な手口である。タコラは罪人だが、しばしばまるで被害妄想でしか存在し得ないような罠にかけられる。これもまた、この作品の楽しみ。


タイトル:タコラの迷カメラマンの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★☆☆☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:窃盗、強盗、暴行、器物損壊
略奪された品:カメラ
使用武器:なし
目的:カメラを奪う。
オチ:自滅
解説:カメラを構えて、イカリーとヘララを撮ろるシクシク。そこでチョンボは三人の集合写真を撮ると申し出て、カメラを受け取る。そしてトリオ怪獣に撮影場所を指示して動かし、三人を障害物にぶつけてしまう。その隙にカメラを持って闘争するチョンボ。タコラもそれに習って、ビラゴンのカメラを預かるが、逆に転ばされて失敗する。そこにモンロを撮りまくるチョンボが現れ、タコラは殴ってそれを奪う。そこへさらにトリオ怪獣がやってくる。


オススメ!

タイトル:タコラの二等兵の巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:暴行、窃盗
略奪された品:食料
使用武器:竹刀
目的:軍隊時代の報復で、チョンボをこき使う。
オチ:共倒れ
解説:「掃除やめ!水汲んでこい!」。竹刀片手にチョンボをこき使うタコラ。チョンボがかわいそうだと抗議するモンロ。しかしタコラは言う。これは軍隊時代に上官だったチョンボへの報復であると。「もりのくに ぐんたい」。そこではタコラは二等兵。上官チョンボには、いつも殴られ、こき使われていた。「銃剣突撃の手つきがわるい」「二等兵にりんごはもったいない」・・・思い出すだに腹が立つ。だからチョンボをいじめているとタコラは言うが、モンロに軽蔑される。焦ったタコラは、チョンボと役割を交代する。


タイトル:あれがうわさのタコ次郎の巻
収録媒体:DVD、VHS
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、モンロ、ビラゴン
起きた犯罪:暴行、傷害
略奪された品:なし
使用武器:棒、日本刀、ハンマー、警棒
目的:ニヒリズムを通したい。
オチ:闘争に敗北
解説:笠に合羽で、ニヒルを決め込んだタコラ。棒を掲げたビラゴンに追われるチョンボ。チョンボが助けを求めても、滅多打ちにされるチョンボに背を向け立ち去るタコラ。拳銃落とした警官デブラ。探してほしいと頼むが、タコラは無視して立ち去る。そして涙を流すモンロ。ビラゴンにいじめられたと言う。そこでタコラはビラゴンに成敗に行くが、そこにチョンボ・デブラがあらわれ、ビラゴンと三人でタコラをリンチにする。


タイトル:カメラマンの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★☆☆☆ 反社会性:★★☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、ビラゴン
起きた犯罪:暴行、強盗
略奪された品:フィルム
使用武器:ロープ
目的:ビラゴンのカメラを盗む。
オチ:自滅
解説:モンロの写真を撮ろうとしているビラゴン。そこに現れるタコラとチョンボ。もちろんカメラが欲しい。二人がビラゴンにまとわりつくため、写真はうまく撮れず、フィルムはとうとう尽きてしまった。フィルムを買いに行くビラゴン。カメラに飛びつき撮影をはじめる二人だが、フィルムが入っていない。そこで、戻ってきたビラゴンの足にロープを引っ掛け転ばし、フィルムを奪う。二人を追いかけるビラゴン。そこでタコラがフィルムに変身し、チョンボが詫びを入れてタコラフィルムを差し出す。


タイトル:タコラのワンポイントゴルフの巻
収録媒体:DVD、LD
暴力性:★☆☆☆☆ 反社会性:★★☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:威力業務妨害、過失致傷
略奪された品:なし
使用武器:ゴルフクラブ
目的:ゴルフ教室を開いて、モンロに手取り足取り教えたい。
オチ:闘争に敗北
解説:ゴルフ教室を開いたビラゴン。モンロに手取り足取りゴルフを教える。これに羨望を覚えたタコラは、対抗してゴルフ教室を開校。ケーキ食べ放題をエサに客を呼び寄せ、タコラのゴルフ教室は大繁盛。だが、客が多くてなかなかタコラはモンロの相手を出来ない。そんなうちにモンロの姿が消えてしまう。 


タイトル:トロフィー貰えず馬鹿をみたの巻
収録媒体:DVD、VHS
暴力性:★★☆☆☆ 反社会性:★★☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:暴行、傷害
略奪された品:なし
使用武器:棍棒
目的:運動会で勝って、トロフィーを貰う。
オチ:徒労
解説:森の運動会のトロフィーが欲しくなったタコラは、競技に出て合法的に頂くことにする。ヘララとの風船割りでは、シクシクとイカリーの妨害で勝てず。ヘララとのスプーン競争でも、やはり勝てず。イカリーとの障害物競争でもやはり邪魔が入って勝てず。最後のマラソンでタコラとチョンボは、茂みに隠した棍棒でトリオ怪獣をのし、見事タコラが一着になるのだが・・・。


タイトル:タコラの望郷編の巻
収録媒体:DVD
暴力性:★☆☆☆☆ 反社会性:★☆☆☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:(強盗)、窃盗
略奪された品:(おにぎり)、果物
使用武器:(石)
目的:疎外感に苛まれ、姿を消す。
オチ:目的達成
解説:綱引きに興じるモンロとトリオ怪獣。タコラは仲間に入れて欲しいが、チョンボに先を越される。相手にされなずらタコラはさびしく帰り、故郷の海に帰ろうと、チョンボに置手紙を残して家を立ち去る。何も知らずにもどるチョンボ。タコラのも置手紙に森は騒然。森は平和になると喜ぶトリオ怪獣。反発して、タコラとの出会いを語るチョンボ。タコラは、飢え死にしそうだったチョンボにおにぎりを分けてくれたとのこと。だがトリオ怪獣は言う。タコラはトリオ怪獣の行く手に巨大な石を落とし、その隙におにぎりを奪ったのだと。しかしモンロは木に引っ掛けてしまったリボンを取ってくれたと語る。


タイトル:タコラの若大将の巻
収録媒体:DVD、LD
暴力性:★★★★☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ
起きた犯罪:暴行、傷害
略奪された品:なし
使用武器:木刀、日本刀、拳銃
目的:トリオ怪獣にからまれるモンロを助ける。
オチ:徒労
解説:葉巻をくわえて、若大将を気取るタコラ。そんなタコラは、モンロの店に覆面をしたトリオ怪獣が押し入っているのを見て、モンロを助けようとする。しかし、殴られ追い返されるタコラ。そこでタコラは木刀を持ち出してトリオに向かうが、トリオは日本刀を抜刀してタコラを追い返す。そこでタコラとチョンボは、拳銃片手に再びやってくる。
 殴られたら木刀を持ち出し、斬られたら拳銃を持ち出す。まさにパワーゲームである。


オススメ!

タイトル:タコラの独裁者の巻
収録媒体:DVD、LD
暴力性:★★★★★ 反社会性:★★★★★
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン、トロロ
起きた犯罪:暴力革命、搾取、収奪、暴行、国旗侮辱、自殺未遂
略奪された品:捧げ物
使用武器:大砲、鞭、丸太、日本刀、銃剣、ライフル、棍棒、棒、ハンマー
目的:革命で森に独裁政治を敷き、民衆から搾取する。
オチ:闘争に敗北
解説:森に響き渡る砲声。立ち上る煙。その中から、白旗を掲げた森の住民たちが投降してきた。かくして、タコラの暴力革命が成功。森はタコラの家産国家となった。森の住民に、捧げ物を強要するタコラ。手に手に捧げ物を献上する住民。しかし小さな捧げ物を持参したデブラは、見せしめに鞭を打たれ、丸太を運ぶ重労働をさせられる。
 タコラの旗がそよぐポールの下で、絶望したデブラは首をくくろうとする。早まるなと、止めに入るビラゴンとトロロ。怒り狂ったビラゴンはタコラの旗を引き摺り下ろし、三人で旗を足蹴にしはじめる。だが、三人は捕らえられてはりつけにされる。銃剣のついたライフルで狙いを定めるトリオ怪獣。日本刀を掲げたチョンボが、処刑の号令をかける直前に、モンロが止めに入る。タコラと結婚するから、三人を許せというのだ。
 かくして、タコラとモンロの盛大な結婚式が行われる。誓いのキスをしようとするその刹那、モンロの手には棍棒が。殴られるタコラ。それを合図に、手に手に棒やハンマーを抱えた民衆が一斉決起。親衛隊のトリオ怪獣も、銃を捨ててタコラとチョンボに殴りかかる。かくして革命によって成立したタコラ政権は、やはり革命によって覆されるのであった。


「ケチなデブラは見せしめに、重労働の刑に処しりんこ!」
「タコラの森で生きるより、死ぬ自由を選びましょう」
「タコラの旗を踏んだだけで、ひどいひどいよ死刑とは」
「モンロは森の解放者。さあ立ち上がれ、皆の衆!」


タイトル:毎度おなじみチリ紙交換の巻
収録媒体:DVD、VHS
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★★☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:強盗、詐欺、暴行、傷害、公共物の横領、脅迫
略奪された品:リヤカー、メガホン、新聞紙、拳銃
使用武器:拳銃
目的:チリ紙交換をすることそのもの。
オチ:闘争に敗北
解説:リヤカーを引いて、チリ紙交換に精を出すビラゴン。さっそくタコラとチョンボは、ビラゴンをぶっ倒してリヤカーとメガホンを奪い取る。そしてチリ紙交換の営業開始。大量の新聞を持ってきたシクシクにはチリ紙一枚、わずかな新聞を持ってきたモンロには大量のトイレットペーパー。抗議するシクシクにはもちろん暴力で応えるタコラとチョンボ。そして交番にやってきたタコラとチョンボは、ピストルをチリ紙と交換する。タコラとチョンボがマジメに働いているなら不要と、快く応じる警官デブラ。そして二人の前に、シクシクの報復にトリオ怪獣が現れる。しかし、タコラは拳銃構えてトリオ怪獣を撃退。そこにビラゴンがやってきて、背後からタコラとチョンボを襲って拳銃を奪ってしまう。拳銃を突きつけたビラゴンが、タコラにチリ紙と交換するよう要求したものとは・・・。
 拳銃という武力のブラフが、目的達成の手段として使われる。タコラ世界の暴力が高度化してきた話。


タイトル:ラジオがタコラを馬鹿にしたの巻
収録媒体:DVD、VHS
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★★☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、モンロ
起きた犯罪:公共物の窃盗、強盗、過失致傷、暴行、傷害
略奪された品:拳銃、ラジオ
使用武器:棍棒、ステッキ
目的:デブラのラジオを奪う。
オチ:自滅
解説:ラジオに聞き入る警官デブラ。ラジオを奪おうと地下ずくタコラとチョンボだが、警官デブラは拳銃を抜いて追い払う。そこでチョンボはデブラの肩を揉んで慰労し、隙をみて拳銃をかっぱらう。そしてタコラが再びラジオを奪いにやってくる。ホルスターに手をやるデブラだが、拳銃はない。棍棒を振り上げ、デブラをぶっ叩くタコラ。かくしてラジオを奪った二人だが、ラジオが奇怪な情報を流し出す。
 暴力装置たる警察の象徴、拳銃を奪うことによって脅威でなくするとは、なかなか挑戦的な話。


タイトル:タコラの鬼退治の巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★★☆ 反社会性:★★★★☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:窃盗、暴行、傷害、
略奪された品:ジュース
使用武器:日本刀、棒、金棒、石
目的:ビラゴンを倒し、チョンボを助ける。
オチ:闘争に敗北
解説:ビラゴンのジュースを盗もうとする、タコラとチョンボ。しかしチョンボはビラゴンに捕まってしまう。そこでタコラは帯刀し、だんごでトリオ怪獣を雇ってビラゴン退治に向かう。四人でビラゴンを袋叩きにするのだが、途中でトリオ怪獣はストライキ。見捨てられたタコラはビラゴンに殴られ退散してしまう。そこでタコラはトリオ怪獣に再びだんごを与え、集団戦法でビラゴンを倒す。チョンボも救出し、気絶したビラゴンをトリオ怪獣に担がせ、川に捨てさせようとするが、再びトリオ怪獣はストライキ。しかしもうだんごはない・・・。
 のしたビラゴンを、川に落とそうという残虐性が光る話。


タイトル:代理戦争の巻
収録媒体:DVD、LD
暴力性:★★★☆☆ 反社会性:★★★★☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:強盗、公務放棄、暴行、傷害
略奪された品:果物
使用武器:警棒、バット
目的:チョンボに略奪を働かせ、獲物を上納させる。
オチ:闘争に敗北
解説:疲れたタコラは横柄に、チョンボに略奪を命ずる。ヘララを殴り倒して果物を奪うチョンボ。ヘララが交番に駆け込むと、デブラは葉巻をくゆらせ、ビラゴンが代わりに派遣される。チョンボはシクシクからもバナナを強奪。ビラゴンは、ヘララ・シクシクと共にチョンボを探すが見つからない。チョンボはタコラにバナナを上納するが、タコラはもっと取って来いと再び略奪を命令する。交番に戻ったビラゴンは、チョンボを捕まえろとまた出される。そしてチョンボとビラゴンは、森で遭遇する。交番で眠りこけるデブラ。そこに、警棒を掲げたビラゴンとバットを掲げたチョンボが急襲。警官デブラはめった打ちにされる。そして果物を食べるタコラもまた、警棒とバットで殴られまくるのであった。
 これも「弱者連合」の話。構造的暴力で虐げられ、労働力を搾取される周辺の存在が、連合を組むということはきわめて難しい。だが、それが行われるのがタコラ世界のすごさである。


タイトル:弁当屋は大繁盛の巻
収録媒体:DVD
暴力性:★☆☆☆☆ 反社会性:★★★☆☆
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、デブラ、モンロ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン、トロロ
起きた犯罪:独占禁止法違反、威力業務妨害、窃盗、暴行
略奪された品:弁当
使用武器:ハンマー
目的:弁当屋を開き、ビラゴンと競合して勝つ。
オチ:闘争に敗北
解説:弁当屋を開くビラゴン。それを面白そうだと思ったタコラとチョンボ。二人も弁当屋を開き、弁当を買うと柿をおまけにつける。これに対してビラゴンはバナナをおまけに。二店はおまけ競争・ダンピング競争を加熱させる。そこでタコラとチョンボは、業務妨害を開始する。ビラゴンに罵詈雑言を浴びせて陽動し、商品を奪って隠す。そして自分の商品も自分で隠してしまう。


オススメ!

タイトル:戦争は嫌よの巻
収録媒体:DVD
暴力性:★★★★☆ 反社会性:★★★★★
登場キャラクター:タコラ、チョンボ、イカリー、シクシク、ヘララ、ビラゴン
起きた犯罪:国家反逆、上官への傷害、軍物資の着服
略奪された品:食料、軍刀、階級章
使用武器:ライフル、拳銃、軍刀、大砲
目的:死にたくない。
オチ:闘争に敗北
解説:突如として森に戦争が始まった。戦線は陣地にこもっての膠着状態。ビラゴン大将はチョンボ軍曹に突撃を命令。そしてチョンボ軍曹はタコラ二等兵に突撃を命令。拳銃で追い立てられて、タコラ二等兵はやむなく突撃する。一方、もう一方の陣地ではイカリー大将がヘララ軍曹に突撃を命令。ヘララ軍曹はシクシク二等兵に突撃を命じる。シクシク二等兵もまた、嫌々突撃する。そして二人の二等兵は、陣地の中央で遭遇する。そして、ビラゴン大将の陣地がタコラとシクシクの二名に襲撃される。撃ち倒されるビラゴン・チョンボ。タコラとシクシクの二人は、イカリーの陣地への吶喊。イカリーとヘララにも銃弾を浴びせる。そして奪った階級章をすべて身につけ、食料を並べて悦に入るタコラとシクシク。そこへ、ビラゴン・チョンボ・イカリー・ヘララの連合軍が攻撃をしかける。
 権威主義のはびこる軍隊の中で、虐げられた末端同士が同盟するこれまた「弱者連合」の話。ペリフェリーのペリフェリーがなんかの間違いで組んでも、すぐにセンターのセンターやペリフェリーのセンター同士の連合に打倒される。まさに現代社会の縮図である。
 また、大将が軍刀、軍曹が拳銃、二等兵が小銃という装備。妙にこだわりがあってよい。


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