作品解説?(地味に新コーナー)


連載第八回・鈴の音は魔の調べ
◎人物
☆シャルル、スチュアート、ヨハネス
 作品中では、シャルルの過去についてしか語っていなかったが、スチュアートとヨハネスは、それぞれどのような経緯をたどって、このお話に至ったのか?最初はそれについても書こうと思っていましたが、お話が長くなり過ぎて削除・・・結果、どういういきさつがあったかは考えていません。良い設定無いですかね?
☆神父様の謎?
 シャルルの記憶の中に出てくる神父様、どうもただ者ではない様な気配が・・・
◎シャンソンの歌詞のフロラン語について。
 はっきり言って出鱈目です。一応偽の文法に基づいて英語を変換した様なしていないような・・・?暇な人、誰か「鈴の音は魔の調べ」にメロディーつけてくれないかなあ・・・。
◎求む!ちりんこさん情報!
 ちりんこさんは、私の経験談から来ています。家の母親がそのまた母親から聞いた話らしく、私自身も一度見たような見ていないような・・・?「ちりんこさん」という名前、その他外見や人さらいに関する情報待っています!
連載第九回・吸血石
◎人物
☆魔韻羅銘
 遙か昔から、迷流(メイル)が出てくる私の作品に必ずライバルとして登場していた「マイン・ラーメイト」というキャラがその雛形。ただ、この作品の場合、迷流の能力の性質上、ライバルにはならないような気が・・・。
☆愛鈴
 迷流に美鈴がいるように、折角だから魔韻にも助手の一人でもつけてやろう、と思ってぼんやり、「愛鈴」なんてどうかなあ、でもそれじゃあ某蒸気探偵団みたいだな、ベタだし、と考えていたら、「ベタで結構!」という草刈部氏の一存によって登場が決定したキャラです。
 草刈部氏は先駆けてこのキャラのイラストを送ってくれて、外見はそれに基づいています。
☆果梨菜
 どうやら魔韻に優しくしてくれていたメイドの少女らしいのですが果てさて?
☆加治木京介
 春日辺稚芙美に魔韻の暗号を教えた男ですが、その正体とは?
◎募集!魔韻の秘密道具!
 魔韻はどうやら様々な秘密道具を持っているようで、今回のお話でも、ステッキやマントや片眼鏡に妙な機能が備わっていました。他にどんな道具があるのか?ご意見お待ちしてます。
 ちなみに、これらの道具を作ったのは、プロフェッサー谷中島と言う噂が・・・?
連載第十、十一回・密航者
◎人物
☆迷流藍花
 この時点では、まだ探偵も開業して居らず、また、煙草も吸っているようです。美鈴に出会ってから禁煙したのでしょうか?ちなみに、吸っていた煙草「アルカディア」のモデルは、一番軽い、の謳い文句でお馴染みのアレです。
☆美鈴
 最初は美鈴をどのくらい不幸にするかでかなり悩んだのですが、友人某H氏の鶴の一声により、不幸路線が決定されました。
 尤も、肝心の不幸時代の記憶は、どうやら忘れたまま(らしい)なので、今の明るい美鈴があるわけですが。
 ・・・それにしても、藍花はこのお話の中で何回美鈴の頭を撫で撫でしているのだろう。
☆タバコ屋のおばちゃん
 迷流がこのお話でお世話になっている謎の人。正体はどうもおばちゃんではないらしく、情報屋を営んでいる。迷流とはどうやって知り合ったのかは不明。
 なお、このキャラクターは、草刈部氏の投稿に伊佐坂が変更を加えたものです。
☆黄老師(ホァンラオスー)
 今回の事件の裏で手を引いていた、謎の人物。美鈴を乗せてきた花燃達の船とは別の船が達成したという目的とは何なのか?総ては謎に包まれている?
☆葉月夜、美須瑠
 草刈部氏が愛して止まない葉月夜君。めでたく初登場です。しかし、意味深なことを言っていたが、この先登場することはあるのか?ネタ募集。
◎媒介者(メイジエツ)、とは?
 人の持つ「想」、即ち想いの力に働きかけ、その力の強い人間を、能力に目覚めさせる力を持った女性のこと。
 しかし、どうやら五行(ウーシン)などに基づいた相性があり、必ず相手の能力を発現させるわけではない。
 意思媒介者(イースーメイジエツ)と、性交媒介者(シンジャオメイジエツ)の二種類があり、前者は文字通り、念じるだけ、あるいは側にいるだけで能力の発現を促し、後者はやはり文字通り、性交というプロセスによって相手の能力を目覚めさせる。
 黄老師が、日本の人間の持つ「想」の能力に注目していたわけは、道教の国である中華では、目覚める能力が、青流の水蛇(シュイシー)、花燃の火龍(フォロン)等に見られるように、五行に関係づけられたものが多いため、日本の地に新たなる可能性を求めていたためと思われる。
 また、性交媒介者であった美鈴は、どうやら藍花と一緒にいるうちに意思媒介者に近しい能力を目覚めさせたようで、それが後々事件の中で関わった「想」の能力の非常に強い人々の能力の発現を助けたと思われる。
◎中華語について
 一応基本的な部分こそ、中国語に依っていますが、言葉の響きその他の理由から、一部出鱈目に変更している部分があります。あしからず。
連載第十二回・盗作者
◎人物
☆花田土門
 花葉田土呂井の片割れの彼は、作中でも触れられていたように、読む物の不安感を刺激するような胡乱な描写が得意な怪奇幻想作家として位置づけられている。
 若手作家の中では葉・ロイフォード、山楽湿地などと並んで人気作家の部類に属するが、その少々難解な作風からファン層が限られているのが難点らしい。
☆葉・ロイフォード
 やはり花葉田土呂井の片割れ。花田とは対照的に躍動感溢れる作品づくりに定評がある。
 元々彼はイギリンの湖水地方の出身で、父親は中華から来た外交官だったらしい。そんな彼が何故日本にいるのかは不明。
◎樫の宮の姫君
 花葉田土呂井名義での第一作、歎異抄大正八年第十号に掲載された、歴史幻想小説。登場人物は一部作者(いささか)の知人友人から拝借していたりいなかったり。
 「俺を出せ!」「死体でも結構!」「何なら強姦魔でも!」などという気概満ち溢れる方は、どうぞその旨を伊佐坂まで(笑)
◎四十五回転の終焉、及び首刈り峠の怪僧
 花田土門と葉・ロイフォードの手によるこれら二作の作品。実は、ちゃんとした(?)アイディアがあるので、もしかしたらお目にかかる日が来るかも?
連載第十三、四回・鳥目男の犯罪
◎人物
 この作品と十五回の「裸の王様」は何よりその登場人物の多さと関係の複雑さから、正録始まって以来の難産となりました。作者でさえ、時々関係がちんぷんかんぷんになったのですから、況や読者をや。・・・うーむ、やっぱり関係図かなんかあった方が良かったかなあ・・・
☆縁澤咲耶
 事件の依頼人の少女。髪型は本日の旦那がこよなく愛する目の上直線。尚芳とその先妻の美咲の間に産まれた子供。
 『鳥目男』では、悲惨な最期を遂げて退場してしまうが、次の『裸の王様』でも登場して(回想だけど)、なんと、タイトルの元になる台詞をを発言するという名誉にありついていたりする。
 通っているのは緑果のお嬢様学校、そして『裸の王様・終幕』での発言から類推して、どうやら例の女学院(私立緑果女学院(仮))だったらしい・・・
☆縁澤尚芳
 鳥目男に始まる『影葵三部作』のキーパーソンの一人と言える。当初の予定ではこの人も死んでしまう予定だったのだが、それもあんまりなので、と書かれた結果があれです。
☆鳥巣
 鳥目男、つまりはこのお話の主役ともいえる彼ですが、なかなか難しい役どころにいるため、出番自体はごくわずかです。
 まあ、単純に言ってしまえば零落した神様が彼の正体なのですが、事態の方はそれほど単純ではなくて、『鳥目男』と『裸の王様』を貫く裏テーマが、因習とマイノリティの反抗と言うなかなか奥深い物なので裏読みをしようと思えば幾らでも・・・って言っても作者本人も書いているうちに何が何やら。
◎影葵
 北陸地方の山奥にある小村。知ってる人は知っていて知らない人は全く知らない(当たり前)内輪人総出演メタ・ミステリ『ヴェルローゼスの双生児』(当然ネット未発表)に登場した『影翠(かげみどり)』と同系列に当たる村。
 影葵三部作は未だ未完に終わっている『ヴェルローゼス』へのオマージュだったりそうじゃなかったり。
連載第十五回・裸の王様
◎人物
☆鶉森清輝
 今回の話の重要人物の一人で、ある意味『裸の王様』事件を引き起こすきっかけを作った男。中華の研究期間とも関わり合いがあったという彼の前歴は謎に包まれている。が、機会があれば外伝として書き下ろしたい・・・と思う。この男だけ目的とか死んだ理由とかも明らかにはなっていないことだし。
☆鶉森唐花
 『鳥目男』より引き続いて登場の唐花は、この話では最重要人物。最初は本日の旦那とのバカ電話で、
「良く、服だけ透視して裸を見るって言う話があるけど、逆に体だけ透視したら意味ないよなー。」
 と私が発言し。それを実現してしまいました。ただ、最初が勢いだけでそう決めてしまったために何度もの試行錯誤の末、今の形になるまでかなりの苦労が・・・自業自得だけど。
◎影白虎
 影葵の上流に数年前までは存在していたという村。当主の家に真っ白な膚をした子供が産まれ、その忌み子を巡って村人達が蜂起して滅んだと言うことになっていますが、はて、この話はどこかで・・・?

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