予告テロップ

（ナレーション）：東都に謎は数あれど、決して解けない謎は無し。今日も現場を尋ねれば、そこに彼の人、影見たり。迷い流るる藍(あお)い花、迷流藍花が、その猟奇、読み解きましょう。　

（静音）：あの男が、・・・覗いている？

（迷流）：麗しき令嬢を襲う、強聴者の恐怖、果たして奴はどのようにして彼女の生活を余すことなく知り得たのか？

（美鈴）：あいや、私にはさっぱり分からないの事ね！

（迷流）：新番組「大正時事異聞録」、第１話「強聴者」・・・その猟奇、読み解きましょう。

（迷流）：殺しても殺しても蘇る、追跡者の恐怖。それとほぼ同時に発生した、東都を騒がす連続通り魔！

（中山警部）：ちきしょう、遂に佐藤まで、一体どうなってやがるんだ？

（迷流）：次回、「大正時事異聞録」、第二話「追跡者」・・・その猟奇、読み解きましょう。

（美鈴）：夜道の一人遊び、注意するね！

（迷流）：通称「物臭男」こと、万屋亀之譲の屋敷で発生した猟奇事件！

（中山警部）：死体が・・・二つだと？

（迷流）：バラバラにされた二つの死体、無くなっていた死体のパーツは何を語るのか？次回、「大正時事異聞録」、第三話「物臭男の犯罪」。

（中山警部）：誰かこの猟奇、読み解いてくれ！

（冷夢）：君がいるのが、当たり前だった。でもそれは、とても特別なことだったんだ。・・・瑞穂、僕は、君を生かしておきたかったんじゃない、君に生きていて欲しかったんだ。

（ミズホ）：次回、「大正時事異聞録」、第四話「伝えて、マイハート」。

（野次）：東都を襲う、連続放火事件！果たして犯人の目的は何処にあるのか？

（美鈴）：迷流様、火事の炎って綺麗の事ね。

（迷流）：そうだね、美鈴。次回、「大正時事異聞録」、第五話「群衆」。

（野次）：以上現場より、完全熱血事件記者、野次がお送りしました！

（迷流）：・・・何時も思い出すのは、あの日の背中だった。私には、その背中の反対にあった表情がどうしても思い出せないんだ。

（静音）：探偵さん！仁美ちゃんのお父さんを殺した犯人を暴いて下さい！

（迷流）：次回、「大正時事異聞録」、第六話「完全な私の為に」。

（静音）：・・・開けてびっくりよ、美鈴ちゃん。

（鏑木）：もう何時からこうしているのか忘れてしまった。私の愛情は総て壊れてしまったのだから、今では名前も思い出せない、あの人を食べてしまった日から。

（小町）：次回、「大正時事異聞録」、第七話「舞踏病」。

（鏑木）：そう・・・猟奇の方がまだわかりやすいね、きっと。

・・・ＢＧＭ「鈴の音は魔の調べ」・・・

（迷流）：遂に来日した、世界的シャンソン歌手、シャルル・モッテンバーニのコンサアトで起こった怪事件！

（中山警部）：まったく、事件って言うやつはどうしてこう連続して起こりやがるんだろうな・・・

（美鈴）：人が・・・ぶら下がっているの事ね！

（吉崎医師）：死因は、頸椎の圧迫骨折・・・要は首吊りだね。

（シャルル）：私が・・・私が殺したんです。

（吉崎医師）：ところがそうは問屋が降ろさないのよ。

（迷流）：次回、「大正時事異聞録」第八話「鈴の音は魔の調べ」・・・その猟奇、読み解きましょう。

（里中）：ネクスト藍花’Ｓヒーント！！

（迷流）：・・・それ、番組が違わない？

（魔韻）：やあ、みんな、「正録」応援してくれてありがとう、でも実はこれは今週で終わりなんだ。でも、心配いらない、次回から、「超美形怪盗魔韻羅銘」が始まるぞ！

（魔韻）：今回の獲物は呪われた宝石、「吸血石」だ。

（魔韻）：でも大丈夫、この僕の華麗な盗みっぷりにテレビの前のお嬢ちゃん達はハートを盗まれちまうぜ！そっちに注意だ！

（愛鈴）：ああーん、もう好きにしてえ！

（魔韻）：次回、新番組「超美形怪盗魔韻」第一話「吸血石」。時代の風に誘われて、魔韻羅銘、華麗に活躍。

（迷流）：・・・今週もパクリなの？あ、正録は次回も続きますよ、もちろん。

画面下、字幕「注：本当はシリアスです」

（中山警部）：しかもウラヌスか・・・。

（ナレーション）：そして、二人は出会った。

（おばちゃん）：やっぱり女の子がいるって良いねえ。

（藍花）：この腰に手を当てるのがポイントなんだ。

（美鈴）：謝謝（シエシェ）！メイルサマ！

（藍花）：守ってやりたい、って思ったんだ。

・・・画面字幕：次回「大正時事異聞録」第十話「密航者」ご期待下さい。・・・

（青流）：抱かれた男の事も忘れちまったのか？

（おばちゃん）：助かったよ、あんたがきてくれて。

（藍歳）：その先のことは、考えてるのか？

（藍花）：ごめんよ、美鈴、守れなくて、ごめんよ・・・

（美鈴）：次回、「大正時事異聞録」第十一話「密航者・後編」・・・迷流様、ずっと側にいてくれる？