山梨・静岡旅行
2002年09月11〜13日(水〜金)

多摩センターより出撃
2002年09月11日(水)朝


 時間を有効に活用するため、集合はわりと早めの午前9時に設定した。
 集合地点は多摩センター。当初案では、立川か府中のレンタカー屋からマツダ・アテンザを借りる予定であったが、マツダレンタカーは免許取得後6ヶ月未満の運転者がいると貸してくれないと判明。今回の参加者4名のうち、1人は今日で免許取得から5ヶ月と20日程度。そのため、ホンダ車を設定できるニッポンレンタカーからアコードを借りることとした。近場のニッポンレンタカーは聖蹟桜ヶ丘にもあったが、多摩センターの方が集合の便利がよい。




 美津濃氏宅から私と家主の2人が出撃し、多摩センターに到着したとき、すでにП氏は多摩センターにて待っていた。得体の知れぬ琵琶型の器具なんぞを小脇に抱えて。
 なんでも、旅行へ行くと言うことは避暑地で庭球をすることだ、とのこと。冬ならば、圧雪の上を滑る先の反り返ったまな板でも抱えてきたのであろうか。一般人が行うことを嘲笑するために、テニスなどしもしないのに敢えてテニスラケットを持ってくるのがП氏である。まあ車だから、トランクにでもぶち込んでおけば、邪魔にはならぬが。


 テニスラケットについて美津濃氏が散々笑い転げているうちに、集合時間は過ぎた。残るはPGO氏である。彼はなんと、前日までさる部会の合宿に行っていた。日程調整をした結果、この3日間の他には4人全員が連続して時間を空けられる日はなかった。そのためPGO氏には無茶なスケジュールとなってしまった。多少遅れても文句は言えぬ。
 携帯に電話をしたところ、合宿からその足で友人宅に泊まり、そこから多摩センターに向かっている途中とのこと。現在地から察するに、そう大した遅れにはなるまい。別段、問題ではない。それにしても、なかなかの過密スケジュールである。


 4人揃ったところで、レンタカー屋へ。予約は私が札幌から行っていた。本来は、車のクラス指定しか出来ぬところを、ホンダ・アコードと車名まで指定しての予約。本田技研のサイトを通して予約すれば、こうしたことも出来る。今までレンタカーで旅行したときは、いざ借り受けるその瞬間までどんな車になるかわからなかったが、今回は車にまでこだわった。レンタカー屋の従業員が案内した車は、黒に近い濃紺のアコード。なかなか質感ある塗装だ。白やメタリックシルバーのようなファミリーカーっぽいものでは、旅行気分の非日常性が損なわれるのではと危惧したが、これはよい。




  さっそく私は、あらかじめ用意した若葉マークをつける。運転者のうち1人は、免許取得から1年未満だからね。


 準備は整った。まずは、主契約者である私がハンドルを握り、多摩センター駅前をすり抜けて、国立府中ICへと向かった。
 ちょっと走っただけでも、いい車とわかる。グレードは2.0VTS。Sマティックなる疑似MT機能はついていないが、4速ATとしては私のラファーガなんぞよりはるかにスムーズ。ブレーキの利きは強力だが、突然蹴つまずいたように止まるブレーキとは違う。スムーズだ。パワステやペダルも軽すぎず、長距離ドライブにはうってつけである。


 高速に入ってからは、VTEC付きのSOHC16バルブ・エンジンは、気持ちの良い吹き上がりを見せる。こりゃええ。人間という重量物を4つも積載しているのに、加速にも苦はなかった。異常者じみた暴走をするのには不自由な気はするが、常識的な走りをする分には申し分のない性能である。
 かくして我々は、中央道を西進した。平日であり、夏期休暇のピークも終えた9月半ばなのだが、中央道は混み合っていた。ここでは前後の車間距離を最も気にする。そして大月JCTから南下し、富士五湖道路を南下。ここからは、利用する車もさほど多くはなく、快適なドライブを。向かうは静岡県裾野市日本ランド!「サイバーコップ」に於いて、某国の王子を巡る戦いがあったという、名所である。 

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