山梨・静岡旅行
2002年09月11〜13日(水〜金)

日本ランドへと至るが・・・
2002年09月11日(水)昼過ぎ


 日本ランド、それはラジーヌ国のロラン王子が日本の「ハイテク視察」のために訪問し、王子暗殺のために送り込まれたディオ・ハルコスと警視庁直属の特殊部隊ZACとが干戈を交えた名所である。東京都の自治体警察たる警視庁の部隊が、何故管轄外の静岡まで出向いたかは疑問が残るが。それはともかく、我々のこの旅行の主目的は、その日本ランドを見学し、激戦が行われた場所を確認することであった。そのために私は、わざわざ「サイバーコップ」の第4話をMPEG1にして、札幌からやってきたのだ。ノートパソコンまでは持ってこなかったが、当初計画ではノートパソコンで「サイバーコップ」を再生し、各シーンの場所をその場で確認する予定であった。
 さて、日本ランドへのエバーグリーンなる有料道路では、車1台見なかった。日本ランドが売れていないためなのか、閉鎖されてしまったのか、などといぶかしみつつも、誰もいない道路で「4、3、2、1、とりゃあ!」などと意味不明なカウントダウンをしてフットブレーキを一気に踏み込んだりしてみたり。車内がうるさかったせいか、防音性能が優れているのか、ABS特有のウシガエルの痙攣みたいな音も聞こえず、急ブレーキの割には緩やかに止まったように感じた。制動距離は長くはなかったが、もっと下品な急ブレーキを期待していた私としては、拍子抜けであった。
 そんなことをしているうちに、日本ランドへと我々は近づいていった。

 徐々に高度が上がり、霧が立ちこめる道を進む。
 運転は私からPGO氏に交代している。

 やがて、日本ランドが霧の中から姿を現す。

 日本ランドへ近づく興奮からか、奇行に走る人。
 蒸れて、毛根にダメージを受けそう。

 見よ、あれが日本ランドだ。
 左の面妖な建物は、上杉隊員がロラン王子を連れ、ディオ・ハルコスと孤軍奮闘の戦いを繰り広げた舞台である。

 どうも人がいないと思ったら、休園日であった。翌日の再来訪を即座に決める。どう見ても似ていないが、ファミリー割引を使おうかなどと早速悪企みを。

 取り敢えず、霧の日本ランドにて記念撮影。
 次こそは、あの建物の下で撮る!

 一人で。上着の前を開けたら、強風で思いっきり広がってしまった。

 Tシャツの拡大図。東京初日にコスパで購入した品である。旅にはそれなりの衣装が必要というもの。

 日本ランドの駐車場で観鈴シャツと上半身裸の男が、エンジンなんぞ覗いてみる。当然ながら、ベルトの張りはよく、エンジンオイルの量・汚れも適正だった。


 日本ランドは、休園日。これは予想外であった。
 だが、前々から計画し、無理矢理日程を合わせ、私など札幌からやってきたのだ。このまま玄関口まで来て引き返して満足はしない。翌日の再来を決意して、日本ランドを去った。時間は昼過ぎ、まだまだ今宵の宿に向かうのは早すぎる。いかにして、時間を過ごすべきか。取り敢えず、日本ランドへ来た道を引き返さず、富士山5合目への道へと転進。再び、我々は進軍を開始した。

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