山梨・静岡旅行
2002年09月11〜13日(水〜金)

現在地不明、道に迷う
2002年09月11日(水)午後〜夕方


 さて、富士山を下りた我々だが、行き先も特定せぬまま車で流していた。だが、道路名を示すような標識は一切見あたらず、次第に我々は自分がどこにいるのかもわからなくなってきた。後部座席ではPGO氏が道路地図を睨み付け、必死で現在地の特定とルート策定の努力をしていた。道がわかっては、またわからなくなり、太い道路に入っても道路工事で細い路地に行くことを余儀なくされて迷い、果たしてどの程度の時間迷っていたのかは定かではない。
 住宅地の細い道では壁に擦る寸前まで寄せて対向車とすれ違い(5ナンバー車にしておいてよかった)、北海道在住の私にとっては随分と慣れないドライブとなった。だが、山梨か静岡かさえも判然としないが、この地域のドライバーは親切であった。道幅がないが交通量の多い道路で右折する際、我々の車が止まっていると後続車は私が行くまで動けない。しかし対向車は青信号でも停車してくれてパッシングで「行け」と合図する。そんなことが数回あった。自動車旅行では嫌がらせをされた記憶の方が多く、地元ドライバーの態度にありがたく思ったことは今までない。しかし今回は大変助かった。
 そんなことをしているうちに、我々の目的はとっとと初日の宿に到着することに収斂されていく。

 なかなかの田舎道。田舎なのだが住宅は密集しており、道も相当に狭かった。歴史ある土地ということか。

 やっと現在地が特定できそうな交差点に。
 だが、ここからどちらに行くべきか特定しきれず、また迷ってしまった。

 また太い道路に至り、ようやく適切な方向に進み始めたとき、目の前の車の間で面妖な光景が。

 ガキ同士がコミュニケーションを取ろうとしているのだ。あまりにも距離があるが。ちなみのこの先は工事中で、また道に迷った。

 道に迷いすぎて、おかしくなった人。


 道に迷い続けること何時間か、それでもやっと現在地が特定され、宿へのルートが決まった。そのときは既に富士山の南西に位置しており、山中湖の宿まで富士山を一周して向かうこととなった。ま、自動車旅行の醍醐味は見知らぬ土地を走ること。市街地から抜けられれば、再び快適なドライブとなった。

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