名古屋旅行−大須徘徊
2004年08月28日（土）昼〜夕方

　

　さて、大須である。秋葉原、日本橋と並ぶ二次元街・・・と思ったら、それは大きな間違いだとPGO氏。なんでも、様々な民族的飲食店やあやしい店が乱立し、その中に二次元的店もある遊べるスポットとのこと。しかしП氏あたりにとっては、二次元的店に優るものはないのだろうけど・・・。


　ちなみに、アーケードを自転車が縦横無尽に走り回るのは、やはり地方都市ですな。自転車事故は、場合によっては自動車事故並の殺傷事件になるんだから、気を付けないと。警鈴鳴らしまくって背後からチャリが来るから、どこのババァかヤンチキかと思ったら、小学校にあがったかどうかもわからんガキであった。将来楽しみだ。歩道を我が物顔で走るな。交通法規を知らんのか。
　ついでに私に向かってまっすぐババアのチャリがすっ飛んでくるので、メイっぱい身体を横にして道を空けたが、ババァはブレーキに手もかけずに私に脇腹に突っ込みおった。謝りもしないで、「あれまあ」みたいな奇声を発するばかり。つまり、接触したのは「遺憾だ」と言いたいのか。まあババア相手にどうこう言いはしないが、せめてブレーキぐらいかけてくれ。
　名古屋のチャリは、北海道よりも東京よりもマナー悪し。




　まずは南米的なあやしげなリズムと装飾品が支配する店で、バイキング。
　私はバス酔いと寝不足で胃の調子がわるかったので、あまり食えなかった。だが、900円という安値で食い放題はなかなか使える。メシも結構美味かった。




　店を出てから、PGO氏が叫んだ。
「あの喫茶店は実に大須的だ」
　どこがだ？




　ノービザ・・・つまりビザのない不法入国、あるいはオーバーステイOKということか！
　さすがはPGO氏、目の付け所が違う。それにしてもこの茶店のネーミングセンスには脱帽した。入る気にはならなかったが。




　そして大須観音にお参りを。ここは奇しくも、中大近くの高幡不動や私が登ろうとした高尾山とも繋がりがあるという。
　中古の服屋などを回ってから、いざ二次元スポットへ。

　コレクターズアイテムを商うという店。秋葉原あたりにはよくある感じだが、大須にもあったか。
　私は気が付いたら、「ROD」のアニタの立体造形物を買っていた。




　さあ、指さす向こうには・・・！




　こんなところに、一大二次元地帯があろうとは。道を歩く人々も一気に変わったような気が・・・。
　この建物にはメイド喫茶が２軒入っていた。２階と５階だ。２階には長蛇の列が出来ていたが、店としてもメイド喫茶としてのこだわりも、ウェイトレスに関しても、明らかに分があった。この長蛇の列は必然か。もちろん我々は、並んで入るほどのメイド喫茶マニアというわけではない。並ばなくても入れる５階に行く。まあ、多くは語るまい。ただ歩き通しで疲れた足腰を休ませ、ドリンクで喉を潤しただけである。








　店々のあやしさは秋葉原にひけをとらない。
　が、ある同人屋に入っていると、店員が１人の若人に近寄り「失礼ですが、年齢確認させて頂いてもよろしいですか？」と。若人は高校生らしく、店から追い出されてしまった。なんて仕事熱心な店員なんだ。ただ同人屋に入っただけでつまみ出すとは。官憲の巡回・指導が厳しいのか。しかしさっき立ち寄ったエロゲー屋には野球帽を被った小学生らが入り浸っていたような気がするが、その店ではなんにも言わないのかのう・・・。




　大須の二次元店は、ポスターの多さでは秋葉原に勝利しているかと。
　高校時代の私の部屋みたい。断っておくが、高校出てからは、部屋に貼ったポスターは２枚（琴音と「雪色のカルテ」）しかないので、あしからず。

　栄の方へ行ってみると、なにやら祭りが。
　「にっぽんど真ん中祭り」というらしい。なかなかの人だかり。まあせっかく名古屋に来たときに、かくも大きな祭りをやっているのだから見物しましょう。




　そして次に訪れたのはゲームセンター。ここで自動車レースの対戦でもと思ったが、いい年したオッサン達がカッターシャツ姿で汗だくになって、何コインも投入して筐体を独占していた。東京でこんなことしたら殴られますよ。マナーがわるいのは、平和ということか。あるいは、それでも独占したくなったらただするだけなのか・・・。
　テキトーにシューティングゲームなぞしたら、次はカラオケである。

　皆さん相変わらずである。こういう二次元的カラオケをする場は貴重である。二次元人同士だとしても、同時代を過ごした人間同士じゃないと通用しない曲もまた、ある。昔新宿パセラを占拠して朝までぶっ通したカラオケを少し思い出した。
　ちなみに最後は合唱でいこうとして、П氏が「檄！帝国華撃団」を挙げ、美津濃氏が「アキハバラ電脳組」の「Birth」を提案したが、「Birth」はPGO氏に即座に却下された。この「檄！」は録音してあるが、さすがにアップするのは控えておこう。

　そして晩飯はみそカツ丼ときしめんの定食である。みそカツははじめて食ったが、この味付けはなかなかいける。濃い味が好きな北海道人に向いているかもしれん。ただ、後半になると少々飽きた面もあるが。しかし、名物料理の類としてはかなり美味い部類に入るのではなかろうか。また食いたいものである。
　そしてPGO氏が用意した宿へと戻った。皆最初の貧民バスで疲れているため、すぐに寝られる宿で飲むわけである。

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