4,城山を登る
2005年12月29日(木)
2005年12月29日、11:15:30
城山は何の装備もなくても登れる難易度の低い手軽な低山だが、それでも平地で都市生活をしている人間にとっては、足腰心肺に日常かけることのない負荷をかける。私は公式WRにはじめて参加した1997年はおろか、自主的に1人で登るいわゆる自主WRを活発に行っていた2001年でも初めの頃は、この城山の登りは堪えた。だが、自主WRを繰り返しているうちに慣れたものである。今でも、頻繁に歩き、毎日運動を欠かさずやっている為か、まったく堪えない。筋肉や心肺よりも膝の関節の方が心配だ。関節ばかりは鍛えようがない。
だが、今回集まった面々はさすがに古兵だ。多少ペースに差はあり、時々無口になることもあったが、皆それぞれにペースで着実に登ってきた。さすがである。
2005年12月29日、11:30:44
そしてかつては休憩所と店舗があったであろう場所で一休み。1997年段階にはすでに、ここは廃墟になっていた。だが、一休みするには適した場所であることにはかわりがない。ちなみにここではじめて、他のハイキング客と出会した。
ちなみに美津濃君は、落ちていた枯れ枝を杖にして登っていた。こうした足場の悪いところでは、杖を使うのは賢明だ。だが、堆積した落ち葉を突き刺しているうちにご覧の通りである。よく燃えそう。
2005年12月29日、11:42:16
廃店舗のある休憩所からはしばらく休める場所がない。私はコースの何処に何があり、これからどうなっていくのか記憶しているが、「ここを登ったあたりにベンチがあるはず」と言った場所には、ベンチだったものがあるだけであった。だがサクマ氏はかまわずそれに腰掛けて休憩。
2005年12月29日、11:43:00
空気が冷えていることもあり、今日は特に景色がよい。夏場はこんなに遠くの山々まで見えなかったような気がする。
このベンチでは、水を1口飲んで呼吸を整える程度で出発することに。 あまり休みすぎても、身体が冷え、心拍数が落ち、やる気も潰えてしまうので、少し休む程度なのが身体的にも精神的にも一番楽なのだ。まあよっぽど死にそうに疲労困憊したら十二分に休んだ方がよいのだろうけど、そこまでの状態になった者はいなかった。
2005年12月29日、12:10:32
暗い木々を抜けて、そろそろ頂上かと思った当たりで出会すのはこの長い階段。
結構堪える・・・と予想していたのだが、相変わらず馬鹿話を続けているうちに登り切ってしまったような。WRの効能は、馬鹿話を延々とできることであり、それによって親睦が深まることである。大学に入って1ヶ月ちょいや2ヶ月で行われる公式WRは、新入生同士も新入生と先輩も一気に親睦を深める契機にもなった。そして今、古い付き合いの面々が、昔のように益体もない話を延々とし続けるという、限りなく贅沢な時間の使い方をするのにも、この自主WRは最適だ。
2005年12月29日、12:12:46
そして城山山頂。
ここの休憩所には、いくら年末で少ないと言えども、そこそこの数の先客はいた。
我々もここで昼食をとることに。