北陸卒業旅行−帰路、あるいは再出撃
2006年03月09日(日)朝〜昼
本来の予定では、ここから富山へと移動してさらに一泊し、富山空港から羽田へ2人で戻ることになっていだ。だが、美津濃君の内定先が会合を行うとのことで、急遽1日短縮したのである。しかも今日も朝早く出発して、特急を乗り継ぐ。このルート以外に時間内に美津濃君が会合にたどり着く道はないという。東京ならば能登空港から空路も使えるが、何故か東北某都市に集まるので鉄道しかなかった。
言ってはなんだが、毎年やっている内定者懇親会を、数日前になってから伝えるのはどうかと思いますよ。例え日程が直前まで決まらないのにして、せめてその存在ぐらいは前々から示唆してもいいものだが。私の会社もダレた会社だったけど、2ヶ月前には内定者の各種会合について知らされていましたよ。まあ、我々はわずかな短縮と交通機関の変更でどうにかなったが、美津濃君の同期には海外旅行をキャンセルした人もいたという。悲惨な話だ。勤め始める4月いっぴから腹を決めるにしても、3月までに存分にやりたいことを済ませておくのを阻害されてはたまらんですよ。友人との旅行なんて、就職してからは一生に何度も出来ることではないので。まあ我々はなんとかなったからよいけど。
初日に金沢駅で購入した鉄道乗車券。
2006年3月9日、5:55:38
夜明けの七尾湾と能登大橋。
フィールドワークから何日も北陸に滞在している美津濃君は、疲れてまだ寝ている。
だが私は目覚ましが鳴るよりも大分早く目が覚めた。
せっかくなので、早朝の温泉へとひとっ風呂浴びに行ってくる。
2006年3月9日、6:22:32
風呂から戻る。
外は完全に明るくなっていた。
2006年3月9日、6:34:26
この写真を撮った理由は、せっかく用意した芝村シャツが一度も写真に収まっていないからである。
2006年3月9日、6:54:00
そして朝飯。魚を炙って食う。
腹が膨れすぎることもなく、ほどよい朝食であった。
今回は卒業旅行プランで、1泊朝夕付きで1人8400円という安さ。卒業旅行プランには24才までなどというナメた制限をつける旅行会社もあったが、今回頼んだところにはそうした制限はなかった。ただ、学生証を凄惨の時に見せろなどと書いてあったが、そのようなものは求められなかった。
2006年3月9日、7:36:02
宿を出る前に、玄関前で一枚。
美津濃君は内定先にそのまま行くので背広である。
2006年3月9日、7:43:28
宿の従業員に車で送ってもらって、和倉温泉駅へ。
2006年3月9日、7:44:16
まずは金沢まで、サンダーバード14号で戻る。
我々は東に向かうのだが、このサンダーバードは西へ向かう鉄道。行き先は大阪だ。
だから乗り換えねばならん。
2006年3月9日、7:45:22
2006年3月9日、7:46:58
さほど待たずにサンダーバードが到着。
待たないと言うことは、逆に言えば宿に頼んだ朝飯も、駅までの送迎も、数分遅れただけで危うかったということだ。もちろん乗る列車を宿には伝えてあったので、そんな不手際はするはずもないが。
2006年3月9日、7:47:12
大阪行き。
さすがに能登から東京はあまり陸路の便はよろしくないので、直接行く特急がないのも当然か。
2006年3月9日、7:54:06
まずは最初の鉄道に間に合った。
コーヒーなんぞをやって一息。
2006年3月9日、9:04:46
そして金沢乗り換え。
2006年3月9日、9:04:54
はくたか7号で越後湯沢まで。
10分の余裕がある。
2006年3月9日、11:21:38
新潟に入ると、けっこうな雪が。
2006年3月9日、11:37:20
街は白い。
既視感のある光景。
2006年3月9日、11:52:56
虹のような輪は、ガラスに映ったカメラ。
越後湯沢まで近づいたが、雪崩の恐れがあるとのことで徐行を開始した。
これで列車は数分遅れる。もちろんこの列車に乗っている人間の多くは新幹線に乗り換えるので、新幹線はこの列車の到着を待つというが、時間に余裕はない。
2006年3月9日、12:01:16
はくたかを降りて、
2006年3月9日、12:02:08
新幹線へ。
2006年3月9日、12:03:08
乗車に焦って、私が間違った車輌から乗ってしまった為に、美津濃君は重いスーツケースを持ち上げて車内を移動するハメになった。これはすまなく思います。いやはや。
2006年3月9日、12:09:06
そして席へ。
車輌の最前列である。
私も美津濃君も大宮で降りる。
美津濃君は大宮からさらに別の新幹線で東北方面へ。
私は普通列車で川崎へ分かれる。
2006年3月9日、12:17:02
さすがは新幹線。カネの掛かった架橋だ。
2006年3月9日、12:28:46
そして埼玉へ。
2006年3月9日、13:00:00
美津濃君は、ここで盛岡行きの新幹線に乗り換える。
数分しかないが、彼は弁当を買いに走った。
2006年3月9日、13:00:26
私が荷物番をしていると、列車が。
ちょうど弁当を抱えた美津濃君も戻ってきて乗りこんでいったのであった。
かくして短い卒業旅行は終了したのである。
そして美津濃君の長い旅はまだ終わらない。