2日連続、大山へ
2006年07月30〜31日(日〜月)


 大学院に『入院』してから、どうも生活が乱れている。院自体は週に1〜2度程度しか行く必要はないのだが、それが却って規則正しい生活を難しくしている。もちろんそれは自分の管理の問題なのだが、朝寝て3食同じ時間に食って夜寝る生活を維持するのは、週5〜6日通勤通学する外圧がある時代にくらべて格段に難しくはなっている。そして生活が乱れた結果、今まで励行してきた毎朝の運動が滞る日が発生し、食生活は回数・時間ともに滅茶苦茶になってきた。その結果、どうも腹が出てきた気がしてならぬ。こうなっては、思い切った運動をするしかない。そう思い、久々に大山へと行くことへとした。
 もちろん1日ちょっと運動したしころで、何かが変わるわけではない。だが、久々の山で自分の体力を確認することはできる。



 


 そして7月30日、小田急伊勢原駅に1145時着。
 ここに来るのは、2004年11月以来ではなかろうか。





 バスはハイテク化しているような気がした。
 運転席横の液晶には、日時だけではなく、運賃や投入金額が表示される。




 それにしても、この細い道をよくバスで通るものだ。
 私ならば軽自動車でもあまり走りたくはない。




 大山には1206時着。バス代は300円であった。
 さて、さっそく大山詣りである。




 人の姿は少な目。




 私はもちろん徒歩で登るために来たので、ケーブルカーなどは使わない。
 しかし思いの外、心肺に堪える。


 下社到着。ここについた段階で、かなり心拍数は上がり、息切れもしていた。
 休めば頂上まで行けると思ったが、私はここで大きなミスを犯してしまう。メシを腹一杯食ってしまったのだ。脈拍はなかなか平常に戻らず、腹まで重いとなれば、さすがにこれ以上は危険である。しばらく休んだが一向に体調が戻らないので、今回は引き返すことに。




 下社から頂上への道。
 今回はここで引き返した。
 せめて歩数を稼ごうと、帰りは男道を下ったが、下るのは心肺に負担がさほどかからない反面、足腰への負担が大きい。出来る限り着地の衝撃を和らげようとゆっくり降りたが、それはそれでまあ鍛練になったことであろう。それにしても、途中で引き返すときこんな屈辱。ここまで私の心身は衰えたか。




 翌7月31日、再び大山へと向かった。登頂を途中で断念する悔しさもさることながら、登れなかったのが乱れた生活による体調不良なのか、根本的に体力が衰えたのか確認する意味もある。






 伊勢原駅前の小田急OXで買い物と思ったら、閉店とのこと。
 以前も何度か利用したのだが。




 だが、このそこそこ利用者の多い駅前でスーパーが潰れる理由は1つ。競合である。見回してみると、別のスーパーが。ここで飲料水と食料を補給する。今回は、腹に保つものだけではなく、ちょいとしたエネルギーと塩分を補給するべくビーフジャーキーなども買い込む。




 再びバスへ。
 運転手は昨日と同じだった。




 同じことをまた書くが、よくこの狭い道を運転できるものである。乗用車同士でさえすれ違い不可能な箇所が少なからずあり、待ち合わせによって通行する。まあ慣れなのだろうけど。そしてバスは今回、下りてくるバスを待ち合わせるために長いこと停車した。待ち合わせは時間でやっているのか、無線でやりとりしているのか。




 そして再び大山。




 今回はますます人が少なかった。
 山に慣れた人間がちょっといたぐらい。




 今回は水を大量に飲まず、心拍数を上げすぎないようとにかくゆっくり登り、どうにか昨日ほどは疲れずに登ることができた。




 下社ではビーフジャーキーで塩分を。
 ここで腹を膨れさせないように気を付ける。




 飲料水が心許ないので、やや高い下社の自販機で補給。
 ここで数十円をケチって脱水症状で倒れても誰も助けてくれないし、助けてくれたところで多大な迷惑をかけるし、自分自身ぶっ倒れるときに取り返しの付かないケガでもするかもしれない。低山と言えどもシャバの常識は通用しない。準備は万全にするのが鉄則だ。




 そして再びここに立った。
 今回は鳥居をくぐって、頂上へ!




 道は荒れていた。
 大雨でも降ったのだろうか。




 ここには休憩所があったような気がする。




 2004年11月に登ったときには、ここでドリンクを買って一服したものだった。
 マンパワーでジイさんが運んできたとおぼしきドリンクは高額だったが、ここでそれを飲んで一服する価値はあった。だが店を畳んでしまったか。商売にならなくなったのか、ジイさんが高齢で店をできなくなったのか、大雨などによる地盤の緩みか何かで畳まざるを得なくなったのか。理由はわからないが、寂しくはあります。




 霧が地を這っている。
 



 この鳥居が見えたらもう一歩!




 そして頂上である。
 写真の枚数が少ないのですぐなように見えるが、やはりかなりしんどかった。やはり体力が2004年11月時よりも衰えているような気がする。




 そして頂上にいたって、存分に水を飲んでパンを食らう。
 下るときには、多少腹が膨れていても問題ない。




 天気は曇り気味だった。




 記念写真を一枚。
 えらい逆光になってしまったが。
 それにしても私のシルエット。
 やはり太ったかも。




 自分を撮るときは、三脚代わりにまたしてもペットボトルを利用。
 三脚のような重いものは持ってきません。




 そして下り。
 下りは心肺には堪えないが、足腰を痛めやすいし、転倒して思わぬケガをする危険もある。
 だから気を付けて下りたのだが、とっとと帰ろうと気がはやるのを抑えるのが難しいところ。




 そして下社。




 飲料水が降りる途中で尽きたので、下社の茶屋でポカリを。
 ここの店に入ったのは初めて。




 そして下社からはケーブルカー。
 下りるのは足腰を痛める恐れがあるので、恥じる必要はない。

 かくして2日目にどうにか登頂を果たしたのであった。


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