last up date 2022.08.31

『月刊Gun誌』読書記 1967年


 国際出版の銃器専門誌『Gun誌』の読書備忘録。基本的に読書メーターやメモの転載。
 知識のない人間の書く個人的なリファレンス兼備忘録なので情報そのものの正確性が期待できないのはもちろん、『Gun誌』の当該号に書いてある内容と一致するとも限らない。


1967年1月号(昭和42年)

目次
・ベトナムで活躍するソ連製火器 デグチャレフ機関銃
・北海道初猟顛末記
・銃によらない狩猟法(6)
・銃砲史 第49回 独立革命戦争
・カートリッジ .50ブローニング MG, M1918その他
・海兵軍曹スコット 第10話
・競技用ライフル・カートリッジと米陸軍フランクフォード兵器工廠
・マグナムライフルの威力を語る
・世界の軍用拳銃 第7回 イタリア、スイス編
・近代戦の花形 自動小火器
・日露戦争 第14話
・銃器鑑識の世界 第33回 スチーロー事件
・F86F競点射撃演習
・シカ(シカ猟四方山話)
・アメリカ特派員だより
・すばらしいクロスボウを楽しもう
・カタログの裏にうるもの 軍用拳銃編
・GUN写真コレクション
・GUNニュース
・射撃論壇
・ライフル射撃協会広報室
・ガントリックマンガ
・読者交換室(買いたし)
・大分国体を訪れて
・ガンクイズ
・名刺広告
・バックナンバー

・広告。改正銃砲所持取締法規格品22径ライフルとある。ついに.22LRも5連発に規制されたのか。ただし他店ではまだ7発などもみえる。

・広告。レミントン760に使用する.223実包について「驚異の実包-正確無比の弾道性を備えた」との文句が。鹿や猪向きの新時代の猟銃として売り出している。さらには、「コルトAR15 予約受付開始」の広告も。「射撃用に狩猟用に最適」「口径223 自動5連」とある。スポーターの実銃だ。

・「打殻薬莢」、つまり空薬莢か。

・広告。立川市の市外局番が「04252」。「0425」でさえない。

・日本ではめずらしい.375H&Hマグナムを愛用する筆者の四方山話、ファクトリーロードの入手もハンドロードさえも苦労するらしいが、いちど使ったら病みつきになるという。「内臓を抜く手間がはぶけた」「血抜きする手間がはぶけた」みたいな記述がやたら多いような気も。
 .308や.30-06なら半矢にして何発も撃つような場面でも.375H&Hマグナムならまず1発で済むので案外経済性はわるくなく、羆のようないつ出会うともわからず物陰から覗かせた部位に撃ち込まないと当てる機会自体乏しい相手には適している、とのこと。ただ、だいたい貫通するらしい。

・射撃の名手でアメリカンライフルマンにも取り上げられた自衛隊随一の名射手が豊富な実戦経験に基づいて語るという記事、経歴をみたら陸士49期騎兵出身とがあった。語り口も「その銃声がいまだ耳に残ってる方と多いと思う」「多くの人が制圧効果を体験されているとと思う」と自分たちが撃たれた経験を誰もが共有しているという前提か。


・広告。帝国火工品製造株式会社製造、日本商事株式会社販売のBIG-1国産ライフル実包が新発売とある。.30カービン、 .30-06、 .308の3種類。

・F86Fによる機銃競技射撃大会。F104はまだ本格的に配備されていなかったので実質的に主力だった。航空機搭載の12.7mm機銃による競技は興味深い。

・鹿猟の記事。筆者の銃は「401」とある。つまり.401SLのウィンチェスターM1910か。.351SLと共に初期の自動式ライフルは輸入されていたというが、実包も明治時代のものという。記事では3回発砲して3回とも問題なく発火して鹿を倒している。なかなか工作精度のよい実包だ。

・アメリカ特派員だより。ハワイ、カリフォルニアのアメリカの銃砲店。アーマライトにフルオートもあり、と。許可のいる銃(自動銃とピストル)以外は外国人でもカネを出せば買えるとある。年々厳しくなる銃規制を思うと隔世の感。

・「ソフト・エア・ガン」なるものが発表されている。仕組みはそれまでも広告で見かけたコルク銃なのではあるが、高精度で少年たちの射撃入門になるとして、日本ライフル射撃協会理事長やスポーツ団体、エアライフル業界からも発表会に出席者が。まだ6mmBB弾への道のりは遠そう。


・鉄道公安の拳銃競技における活躍は1960年代の誌面で時々紹介されるが、警察との交流人事で三重県警本部長から来た柏原及也国鉄公安本部長によるS&Wマスターピース購入と各地への配備、競技会開催、科学的理論的訓練、訓練用実包の倍増などの功績だという。その成果は大きい。

・クロスボウについて.22LRライフル並の精度、簡単にアーチェリー中堅選手並みの命中率を得られる、練習用竹矢でも板を貫き角材に深く刺さる、猪や鹿にも使える、所持許可・狩猟免許不要、しかし人に向けると無許可の恩典を失うとある。54年を経て所持できなくなってしまった。

日本ではめずらしい.375H&Hマグナムによる狩猟記は、その威力が存分に描かれる。広告には.223のAR15実銃が登場。他方で明治時代に輸入されたWin M1910と当時の輸入実包とで鹿猟をする記事も。「ソフト・エア・ガン」なる少年向け高精度コルク銃も発表され、後のエアソフトガンへの進化を予感させる。自衛隊名射手の自動火器談義はあくまで旧軍士官だったときの体験談で、「その銃声が今も聞こえる人もいるだろう」など読者も同じトラウマを持っているという前提なのが時代だ。鉄道公安の射撃躍進の立役者についても言及。


1967年2月号(昭和42年)

目次
・.223レミントンの威力は?
・バイアスロン
・大物猟への招待 続・初心者へのアドバイス
・銃砲史 第50回 新共和国の戦い
・ガンマンスリー サベージ・モデル1910
・空気銃射撃教室 最終回 空気銃による事故のあれこれ
・海兵軍曹スコット 第11話
・空気銃のテスト(下) ポンプ式空気銃
・ゲームと適弾
・世界の軍用拳銃 第8回 フランス、スペイン編
・日露戦争 第15話
・燃える薬莢
・鳥獣の育成・保護と狩猟
・スライドアクション散弾銃の取扱い方
・11年式軽機関銃の全貌
・想出のキャンプ・ザマ
・銃器鑑識の世界 第34回 キンダイ鑑識技術
・読者交換室(買いたし、売りたし)
・銃刀法の主な改正点
・カートリッジ
・射撃論壇
・出猟前の照準調整
・ライフル射撃協会広報室
・ガン写真コレクション
・サイト・ア・ライン
・書評欄
・ライフル協会広報室
・ガントリックマンガ
・クイズ
・GUNニュース
・バックナンバー

メモ・雑感
・表紙からしてAR15。スポーターらしい。

・.223Remについて読者から質問多数。.30-06を筆頭に、.308、.30-30、.300ホーワなど30口径の多い日本の猟銃事情において、.223とはいかにも小口径に思える。.22LRのイメージも連想される。米軍でAR-15を使っているが、敵兵の戦闘力を奪えばいい軍用と一撃必殺の狩猟用とでは比較できない。ということで、狩猟の実用性を検証するべく、.300ホーワと撃ち比べ。 
 氷柱、電話帳、木材、鉄板、水満杯の石油缶などすべてで.223Remに軍配が上がり、大物猟の実用性でも.300ホーワ以下ということはないとの結論。狭い日本の猟野では.30-06などより危険距離が短く適しているのではとのこと。当時は期待されていた。
 氷柱は.223はソフトポイント弾頭が激しく膨張して破壊孔が大きく、電話帳木材鉄板は.223が深く貫通し、水満杯の石油缶は.300ホーワでは蓋の半田が外れて水がこぼれたが.223では缶が避けて破裂し、存分に威力を発揮している。高速弾は軽い弾頭でもなかなかのものだ。

・バイアスロンの使用銃は、「8mm以下の手動連発式ライフル」という要件。アメリカはウィンチェスターM70の.308。日本は自衛隊でM1ガーランドを使っていたが、この要件からは外れる。

・猪猟について。イノブタについて「豚的堕落を示している」「立派なイノシシのように見えるが性質はまったくブタに成り下がった」など辛辣。イノシシは獰猛で、特に半矢になると猪突猛進するという。逃げながら込めては振り向いて撃って、7発目で倒したが、倒したイノシシを調べるとすでに足のうち3本の関節が撃ち抜かれていたということも。時折見かける「ロケット」なる表記は、ライフルド・スラグの通称。

・空気銃による事故を扱った記事では、やたらと許可証のない空気銃(以前は許可証不要だったので昔買ったものがそのままというパターンだろう)を子供が持ち出して暴発するパターンが見える。さらには会社の寮で、空気銃を向けてきた同僚の銃を奪いとって撃ったら亡くなった話も。

・燃える薬莢なる記事。薬莢は不経済なのでなくす試み。重量削減、脱包排莢の手間も減る。しかし閉鎖が困難になる、燃える薬莢なら撃ち続けているうちに早発のリスクなどで、結局実用化されていないという話。後の時代のH&K G11しかり、そういう試みは古くからあったが実用化は難しいらしい。
 なお、散弾銃は紙薬莢だが高熱に耐えて再利用できる。「近年普及して来たプラスチック薬莢」はさらに丈夫、とのこと。

・スライドアクション散弾銃の使い方が紹介されている。今はポンプアクションという言い方が一般的だが、この時代は記事でも銃砲店の広告でもポンプという単語は見ないような。ポンプといったら空気銃の圧搾方式としてはよく登場する。スライドアクション散弾銃は、体格貧弱にして腕の短い我々が連続発射することには困難があり、狙いながら連射するには相当な熟練を要すとある。成人男性の平均身長が160cmちょっとの時代なので、手動連射は確かになかなか大変かもしれない。

・銃を警察署に持参する検査の通知が届いたが、銃の所有者たる夫は海外出張中。その旨警察に伝えたら「奥さんが持って来なさい。さもないと罪に問われる」として夫の代理で銃を警察署に持参した話が。しかし銃刀法では所持者以外の運搬自体が違法との指摘。当時も違法だったのか。
 所持許可を受けた当人以外の持ち出しは違法と指摘されているが、これまで多くの記事で銃の貸し借りがふつうに描かれてきた。この号の近辺で法改正があったのか、単に特段取締がされてないだけで誰も重く考えていなかっただけなのかは、わからないが。

・NRA極東選抜射撃大会がキャンプザマで開かれ、韓国沖縄フィリピンなど各地から米軍きっての射手が集まる中、大藪春彦らが日本の民間人として初参加したときの話が。しかしベトナムの戦況激化のため、すでに2年間開かれてないと嘆息している。

・クイズ、人物と銃とを線で繋げとして提示されている人物が「日本軍」「ドイツ軍」「お巡り」「G・I」とある。「お巡り」。銃の方は「コルトガバーメント」「ナンブ14年」「S・W」「ルガーP08」であった。

・石川県警察学校覆道式拳銃射撃場が工費1,800,000円で建設という記事。今の感覚からみるとただみたいな値段。既存の露天式射撃場でははねた弾が付近の民家の窓ガラスをやぶる事故もあったという。昭和39年の話。

・銃刀法改正についての疑問点について急いで整理してる記事。「6発以上装填できる銃は」「銃砲製造許可のある銃砲店に依頼して改造を」という問答をしているが、他方で誌上販売や広告では.22LR10連発、15連発などの多弾倉ライフルを扱っている。混乱しているっぽい。

・誌上販売ではまだ「レミントンナイロンM-66 22CAL 自動15連」「ウィンチェスター250 22CAL レバー15連」「マスター 口径22 自動7連」「ウィンチェスターM290 22CAL 自動15連」「ウェザビー マークXX11 自動10連 22口径」がある。

・誌上販売。弾頭の値段について「@40」などある。1個40円ということか。「@」は当時でも使ったのか。他の広告で見た記憶がない。

・広告。「募集 ◎モデルガン組立工 モデルガンに興味を持つ真面目な青年よ来たれ! 社保、寮有、交通費全額支給」なる募集広告。5人募集している。

・新実包.223Remの実力を.30ホーワと比較している。国内にAR15スポーターが輸入されつつある頃合で、その性能には期待が寄せられている。いわゆるポンプアクション散弾銃について使い方を指南する記事では一貫して「スライドアクション」としているのは当時の一般的な呼称だったのか。薬莢を廃したケースレス弾についても触れられている。構想と試行は古くからあった。銃刀法改正について整理した記事では「6発以上の弾倉を持つ銃は改造すること」とあり、ついに多弾倉が許されなくなった。しかし広告にはまだ22径15連発が見える。


1967年3月号(昭和42年)

目次
・AR-18ライフルとその国産化
・ヒグマ作戦
・ある年の猪狩り
・銃器鑑識の世界 第35回 証言台
・ダイナマイト拳銃
・鉄カブトと防弾チョッキ
・日露戦争 第16話
・Cal.30 カービンピストル
・単引金の知識
・世界の軍用拳銃 第9回 ベルギー、スウェーデン編
・ニューガング図鑑 ベレッタM1934
・海兵軍曹スコット 第12話
・CETME突撃銃
・驚異の機関銃 ミニガンの正体
・銃砲史 第51回 新共和国とフランス
・射撃訓練用「電光銃」
・イノシシハンターへのみち
・機関銃の弾帯
・散弾銃の榴霰弾
・ガン写真コレクション
・チクリ・パチリ
・ガントリックマンガ
・読者応答室
・射撃論壇
・日本ライフル射撃協会広報室
・カートリッジ
・ガンニュース
・GUN科学賞応募作品を見て
・クイズ
・読者交換室

メモ・雑感
・広告。多弾倉ライフルとして、まだ「グランプリ オートマチック10連(22径)」「YSS 22径 自動7連」「マリンレバー7連 M336 30-30」がある。先月号で5発を超える弾倉は加工しないとならないようなことが書いてあったが、まだ改姓銃刀法が施行されていないのか。

・豊和工業のAR18ライセンス生産協定締結について大きく取り上げている。「各国の小銃は単発連発の切り替え可能で、多用途性を備えつつある」という時代性、M1ガーランドがまだまだ主力でようやく64式が配備されはじめたという中では、AR18は最新鋭製品だった様がみてとれる。

・ヒグマ猟について。28番村田銃しかない中でヒグマから命を守るため「口はっぱ」、エサに爆薬を混ぜて口を吹っ飛ばしてそれからとどめを刺すことも行われていた。スポーツマンシップにはもとるが、命がかかっているならばそれもありとのこと。角力と違って1敗1引き分けはない。全勝しなければならない。そして最も強いヒグマにも勝てるよう最も強力な銃を持つべきとして.375H&Hマグナムを持っているという。99勝しても最強の1頭に負けては元も子もないと。シビアだ。

・「スモッグの立ちこめる都会に住む人々と、野生の猪は、あるいは動物園でしかお互いの存在を認め合う事ができないのかもしれない」とある。都会と田舎の猟野との物理的、心理的距離の遠さ。そして都会の象徴はスモッグであった。

・数年前の狩猟法改正で鳥獣監視員が強く充実したものとなったが、現実には猟友会会員から人を選んで委嘱している。監視員自体が猟師として他県から来たハンターを案内料をとって案内していることもあり、目の前で明らかに故意の違反をされるとジレンマに立たされるという話が。

・鉄カブトと防弾チョッキ。執筆者は防衛庁技研本部需品研究室長。すでに合成樹脂、ガラス繊維など非金属の防弾チョッキやヘルメットがある。攻撃側としてはルガー9mm、モーゼル7.63mm、南部8mm、S&W 38口径、ブローニング9mm、ナガン7.62mm、トカレフ7.62mmが列挙。貫通力ではモーゼルとしている。ライフルは .30カービン、 .30-06、 エンフィールド.303、 モシンナガン7.62mm、 トカレフ7.62mm、 38式6.5mm、 99式7.7mm、 モーゼル7.92mmを例示。機関銃も挙げているが実包はほぼ同様。

・第5回アジア大会 エアー・ライフル競技。日本が1位だが僅差で韓国が2位。韓国はエアー・ライフルが普及しておらず1964年6月号では協議会に参加するのは50名程度。政府の方針により競技銃の輸入が出来ず、外国旅行をした人が1人1丁ずつ持参して持ち帰るぐらいしかないという状況だった。日本ライフル射撃協会からヘイリンカン銃が寄贈された。それから2年、どのようにして銃を整備し訓練をしたかはわからないが大躍進。日本も韓国に学ぶべきと〆る。

・二銃身散弾銃はひとつの引き金でふたつの銃身の発射を順番にする単引金が多いが、いずれの仕組みでも二発目の撃発は必ずしも確実ではないという。だから猛獣と近距離で対峙するダブルライフルは引き金ふたつの両引金で確実を期すというのは、大物猟のシビアさを感じる。

・G3ライフル(というかセトメ突撃銃)の紹介。G3にはじめて言及されたのでは

・ミニガンについて。ベトナムに投入されている兵器として紹介。銃身が一番上に来る前50度のところで撃発し、弾丸が銃身を抜けるまで50度回転している。精緻ですさまじい速さ、命中精度も高いと絶賛。 ヘリや航空機、車両に簡単にとりつけられ、強力なゲリラ戦兵器となる。

・ベレッタM1934がモデルガン化され、さっそくレポートされている。カートリッジに詰めた紙火薬を発火させたら手動でスライドを引いて排莢・装填するのだが、当時はそれが実銃を感じる瞬間だったのだろう。他のモデルガンの広告は「自動で排莢する」というようなことが書いてあるのでベレッタがたまたま手動式だったのだろうか。ベレッタM1934といえば入国警備官の装備としておなじみ、ともある。

・公募したGun科学賞の講評がなかなか厳しい。内部機構まで精緻な自動拳銃やボルトアクションライフルの設計図について「既存の品に対する優位性がない」「すでに同じ発想の品がある」、自作模型まで送ってきた照準器について「戦前に類似案がある」など、選外佳作にとどまる。実用性と独創性とを持つ街の発明家を発掘して商品化につなげるという主旨だったが、応募の大半はデザインと諸元だけを書いた架空銃や「こんなものがあったすごい」というSF的アイディアに留まるという。

・広告。モデルガンが羅列している中に突然「テンガロンハット」が現れるあたり、当時の西部劇人気を思わせる。モデルガン・ラインナップには、SAAなどはない。

・クイズの賞品から空気銃が消えて、モデルガンが金賞になった。

・誌上販売では「レミントンナイロンM-66 22CAL 自動15連」「ウィンチェスター250 22CAL レバー15連」「ウィンチェスターM290 22CAL 自動15連」「グランプリオートマチック 口径22 10連」「ウェザビー マークXX11 自動10連 22口径」がある。あと「クニトモ火縄銃」もある。実銃コーナーに。23,000円。

・池袋の西武デパートでソ連銃が展示販売。ショットガン、ライフルあわせて25~26種。ライフルは.22LRの射撃練習用から実猟用カービン銃など14種。ショットガンは、自動、上下、水平、単発の12種。12, 16, 20番。いずれも肉厚。2連銃はすべて両引。「全体を通じたスマートさに欠けるが、ガッチリした実用性に重点を置いた感じ」とのこと。展示会終了後も同デパートの銃砲売り場に出来る限り置くとある。銃砲売り場。

・AR18ライセンス生産が大きく取り上げられている。新製品ということもあり、期待されている。羆猟の記事は、99勝しても1敗したら負けとして、必ずすべての羆を斃せる銃を持つことを勧めている。シビアだ。2年前に非常に厳しい条件下にあることが取材された韓国のエアライフル選手団が、国際競技で大躍進。見倣うべきとのこと。H&K G3ライフルも取り上げられるが、本誌ではじめて言及されたのではなかろうか。ベトナムのゲリラ戦の新兵器としてミニガンも紹介されている。また、クイズの賞品からエアライフルが消えたことも時代か。


1967年4月号(昭和42年)

目次
・ボルト・ライフルはおそうち銃ではない
・テレビジョン装置のある拳銃射撃場
・銃砲べからず集(狩野での巻)
・銃器鑑識の世界 第36回 銃器鑑識業
・スカイ・スイーパー
・ダイナマイト拳銃(下)
・口径アダプター
・世界の軍用小銃 第1回 ボルト・アクション編その1
・当たらなかった高射砲
・殺人光線銃の試射報告
・トカレフTT30
・合成樹脂薬莢と燃焼薬莢は小火器に応用できるか
・新らしいライフル実包3種
・ニューガング図鑑 南部14年式自動拳銃
・銃砲史 第52回 新共和国の勝利
・トバクの街・射撃の街ラスベガス
・今や9ミリの時代である
・海兵軍曹スコット 第13話
・ガン写真コレクション
・ガン・クリーニングセット
・カートリッジ
・読者応答室
・読者交換室
・日本ライフル射撃協会広報室
・ガントリックマンガ
・射撃論壇
・クイズ
・ガンニュース

メモ・雑感
・「特にここ数年、この型式(ボルト・アクション式)のライフルには外貨の制限がゆるやかになり、相当数のものがたくさんのメーカーから輸入されており、それに従って小売価格も下がっているようです」とある。日本の猟野では非常に数が少なく、珍奇な銃だったボルトアクションライフルがにわかに増えたところ、速射性についての悩みが寄せられるようになった。広いアメリカの猟野では速射性はあまり重視されないが、見通しの悪い日本の猟野で猪など素早いゲームを狙うには速射性は重要という事情がある。そこで速射指南をしているが、初手でストックを切り詰めるとあり、迫力がある。全長制限については言及がない。

・中部管区警察学校射撃場の最新設備の紹介。射手1人1台のテレビジョン装置があり、的の様子をチェックすることができ、ズームもできる。指揮官室はテレビジョンで各的を監視でき、射手はボタンで指揮官に合図し、指揮官はイヤープロテクター内蔵イヤホンで指示を出せるとのこと。
 テレビジョン装置自体は、手術の見学、ターミナル駅の乗降監視、ダムの水位監視、商店の防犯などに近年使われだしているとあるが、高価で大掛かりなものの上に、単にリアルタイムで映し出すだけのものを人間が見たり見なかったりしていたので、今日とは大分使われ方が違いそう。

・鉄砲の安全講座、とんでもない危険行為について注意喚起している。目の前に猟友がいるのに銃を撃つ、銃をそのへんに放っておく、筒先を相手に向けて銃を渡す、岩に標的を貼って試射する、裸の銃を車に放り込んで運転する、などなど。実際、近年の事故例を見ると、猟友を誤射したり、自分が転倒時に暴発で死亡したり、運転中に衝撃で暴発したり、さらには3歳や6歳の子供が父親の銃をもてあそんで暴発死亡事故が起きるいたましい例も。

・鑑識連載。単発単銃身の散弾銃ほど薬莢に銃固有の痕跡の残りやすい銃はないという。製造段階の話ではなく、廉価なので雑な扱いを受けて手入れもされず、持ち主は貧しいことが多いので修理も自家修繕か村の鉄砲とは無関係の自動車工などに直させることが多いので特徴が残ると。

・大藪春彦の連載。駐留軍人が45口径GIコルトを吊してイノシシ狩へ行き、イノシシめがけて発砲するがイノシシはより一層スピードを出して逃げ去ってしまうことをまま見たという。拳銃の持ち出し、発砲、しかも不適切なゲームへの使用などすごい時代だ。そしてすごい交友関係だ。

・銃本来とは異なる弾薬を撃ち出すアダプターについて紹介されているが、以前の号で広告があった、12番の中折れ散弾銃に差し込んで.30AOA弾を撃てるようにするアダプターについて、全然売れなかったと締めている。高価なライフルよりは安く撃てる気はするが、需要がなかったか。

・研究され始めたレーザー兵器について紹介しているが、歩兵が携行するレーザー兵器で戦車を撃破することもできるし、歩兵は鏡面からなる甲冑を着るようになるとの大胆な未来予想がまぶしい。ソ連も同様の研究をしているだろうという見立てもまたまぶしい。

・アメリカ特派員だより。カリフォルニアは外国人でもピストルと機関銃以外はその日に手に入れることが出来る。ピストル等は市民権を持っていてもその日には手にすることはできず、警察に登録して許可を貰わないと購入できない、とのこと。他方で、売買は個人的に勝手にでき、その度に警察の登録の再申請をしなくてもよい。貸し借りも自由。今や非常に厳しいカリフォルニアだが、当時はまだまだ緩かった。

・読者質問コーナー、.308Winのライフルを入手したが、手持ちの.30-06の薬莢を使ってリロードしたいとの質問に対して、.30-06薬莢をぶった切ってバリ取りをして.308Win薬莢に作り替える指南が。実用雑誌だ。

・「9ミリの時代」という記事。9mmの軍放出実包が、.22LRに毛が生えた程度の値段で撃てるセンターファイア実包として重宝されているとのこと。市販品の5割から8割引き。放出されているということはもう用事がない(しかもベトナム戦争という戦時下にも関わらず)ので品質が不安だが、まったく問題が見られないとのこと。9mm拳銃としては、最近の優秀な自動拳銃としてS&W M39が真っ先に挙げられるという。しかし次に来るのが、戦争土産のルガーP08とワルサーP38。鹵獲品がここそこにあり、しかもコレクターアイテムというより実射に供されていた。コルトの9mmはSAなのでコルトマニア以外にはそれほど人気はない。多弾数としてブローニングHP、カネに糸目をつけなければ高精度な銃としてP210も挙げられる。これらが当時の代表的9mm拳銃か。

・誌上販売にまだ、「レミントンナイロンM-66 22CAL 自動15連」「ウィンチェスター250 22CAL レバー15連」「グランプリオートマチック 口径22 10連」「ウェザビー マークXXII 自動10連 22口径」など多弾倉ライフルが。

・ボルトアクションライフルの速射指南では、まずストックを切り詰めるとあり、なかなか大胆。広島の警察学校射撃場に1人1台の標的を映し出すテレビジョン装置が設置されたことも、世界に類を見ない先端設備として紹介されている。ハイテクを賛美すると同時に、塵一つない箒で履き清められた射撃場は自然と背筋が伸び精神修養となると語られるのも時代性か。9ミリの時代として語られるのが、まず最新のS&W M39であり、次が鹵獲品のワルサーP38やルガーP08というのも興味深い。


1967年5月号(昭和42年)

目次
・ベトコンの小火器
・自動拳銃の取扱い(1)
・6連発から.45自動へ アメリカの警察事情
・空砲用アダプター
・世界の軍用小銃 第一回 ボルトアクション編(2)
・94式自動拳銃
・猟銃・空気銃等講習会 模擬試験問題集
・レバーアクション銃の取扱い方
・ホイットマンと武装した市民
・銃器鑑識の世界 最終回 弾頭重量表とライフル特徴表
・名銃ルガーを近代的に
・スリング その効用と使い方
・電撃捕縛ピストル
・ライフルスコープの知識
・銃砲史 第53回 状立革命戦争時代の銃
・これが知りたい
・熱帯での弾薬の取扱い
・売りたし、買いたし
・海軍兵曹スコット 最終回
・ガントリックマンガ
・ガン写真コレクション
・アメリカで気を吐く日本の散弾銃
・ガン試写室
・射撃論壇
・クイズ
・バックナンバー
・日本ライフル射撃協会広報室

メモ・雑感
・広告。池袋銃砲火薬店。散弾は16番2丁。ライフルは.22も含めてすべて5連発までにとどまる。

・ベトコンの小火器なる記事。フランス製の19世紀末期のライフル、米国製の鹵獲装備、大戦中の日独の装備、中国製の供与装備などが紹介されるが、AK47やそのコピーには一切言及されていない。翻訳のネタ本を入手するタイムラグもあるが、まだ目立った存在ではなかったのか。
 ベトコンの小火器としてドイツ製装備が割と紹介されているが、ソ連東欧で大量に鹵獲されたものを送ったと推察されている。キリル文字の書かれた箱入りの1940年製ドイツ製弾薬がベトナムで米軍に鹵獲され、調査の結果、スターリングラードで鹵獲されたものと判明したという話も。

自動拳銃の取扱なる連載が開始されたが、初手で紹介されるのがM1911なのは妥当なところ。が、二番手がトカレフなのには驚いた。そしてスペインのスター、ブローニングHP、ラドムと続く。メカニズムが近いものを纏めたのかもしれないが、なかなかチョイスが渋い。

・広告。めずらしく「99式スポーター7.7mm」なるものが。創刊号から読み進めてきて、99式や38式を個人所有してる執筆者や読者は時折現れたが、販売されているのを見たのは初めてかも。99式が6万円、「スプリングフィールド3006(多分M1)」が9万円。「モーゼル98」が14万。現用の銃よりも格段に安い。
 同号の他の広告では、新品のウィンチェスターM70が108,000円、ウェザビーマークVが235,000円などとある。30口径程度のボルトアクション猟銃の価格を思うと、99式スポーターはコレクターアイテムというより安い中古銃っぽい。ついでに.22LRや中折散弾銃は3万円台からあるので別世界。大口径ライフルは高い。

空砲の記事。「日本では実銃に空砲というわけにはいかないが、小道具についてまともな見識のある人間はいないのか、この調子では近藤勇がSMGを持って銀幕に登場する日も近い」みたいな嘆息が。新撰組がSMG、反体制組織を弾圧する治安機関っぽくてありそうな気がしてきた。

・昭和42年1月1日施行の改正銃刀法により、すでに銃を所持している者も講習会を受講し、試験に合格しなければならないとして、誌上に模試が掲載されている。切実な問題だったのだろう。内容は、許可を得た当人以外が触れてもよいかどうかという主旨の問題がわりと目に付く。

・創刊号からの鑑識連載が最終回。著者挨拶として、創刊号から3年、銃1丁買うのも煩雑となり、法規制は厳格化する一方で世間の目は冷たく、創刊当初からみると隔世の感とある。今から見ると自由に銃を持てたイメージの1960年代も一様ではなく、規制が急速に進む時代だった。

・テキサス大学乱射事件で、高所への有効な武器を持たない警察に自分のライフルを持ち出して協力した学生や大学職員を、「犯人を牽制して、犠牲者がさらに増えるのを防いだ」と讃えている。武装市民の献身で警察は犯人を仕留めることができたが、事件のため銃規制は進むと〆る。

・翻訳記事でルガーピストルを飾るだけではもったいない、カスタム銃身新造、フロントとリアサイト交換、トリガープルの軽減により実用性抜群のハンティングピストルになる、とある。欧州から持ち込まれたルガーは安く、数も豊富とあるが、こうしてオリジナルは稀少になってゆく。

・、昭和41年特許出願された電撃捕縛ピストルを紹介している。エアーで針を撃ち出し、針は銃本体から電線を引いて飛翔し、相手に電撃を与えて無力化するというもの。発想は後のテイザーと同じだが、こういうものが実用化、普及するにはさらなる技術の進歩が必要だったということか。

・雑誌『暮らしの手帖』の米国版ともいえる『Consumer Reports誌』の上下二連散弾銃の比較試験を紹介している。10丁のうち4丁は日本製という。品質2位のウィンチェスターM101がオリン晃電社、3位のイサカM500がSKB社とOEM製品が健闘。価格対効果ではイサカM500がいちばんという。

・クイズの応募総数はだいたいいつも19,000通程度でほとんどが正解なのだが、正解が発表されている以前の号のクイズ、漢字の当て字で表されているメーカーを問う問題は難易度がやや高かったらしく、応募19,000通に対して正解16,000通と少し成績が悪い。

・誌上販売。「レミントンナイロンM-66 22CAL 自動15連」「ウィンチェスター250 22CAL レバー15連」「ウィンチェスターM290 22CAL 自動15連」「グランプリオートマチック 口径22 10連」「ウェザビー マークXX11 自動10連 22口径」がある。

・創刊号の頃から見ると銃刀法が格段に厳しくなっているようで、1丁持つだけでも大変、維持に試験も必要、世間の目も冷たいという論調が目立つ。1960年代も一様ではなかった。広告で旧軍の小銃を猟銃に改造した99式スポーターが売りに出されているが、他の現用ライフルより格段に安い。実用品扱いか。大戦時の装備品が安く使いつぶされるのは米国も同様のようで、今ではオリジナルが貴重なルガー自動拳銃をハンティング用に改造する指南の翻訳記事も。ベトコンの小火器を紹介する記事では、ソ連東欧で鹵獲されたドイツ製が供与されている様も。


1967年6月号(昭和42年)

目次
・アル・カポネからベトコンまで-トミーガンのたどた道-
・スクリーンのスターたち
・スイスの銃器取締
・クロスボウ
・アメリカ特派員だより
・猟銃・空気銃等の講習会-模擬試験問題解答集
・日本の軍用銃<旧陸軍の自動小銃・幻の自動小銃>
・ケネディは誰に殺された?
・馬賊と拳銃
・チェコの拳銃
・鉄砲べからず集<クレー射撃場の巻>
・自動拳銃の取扱(2)
・無薬莢実包とジャイロジェット
・「銃に関する陸軍省通達集」
・世界の軍用小銃 ボルトアクション編(3)
・銃砲史 第54回 18世紀の科学技術
・これが知りたい
・ドイツ・モデル43ライフル
・売りたし、買いたし
・ベトナムの散弾銃
・トカレフTT30
・ガン写真コレクション
・射撃論壇
・カートリッジ
・ガン試写室
・視聴室(これが戦争だ)
・クイズ
・ガントリックマンガ
・バックナンバー

メモ・雑感

・広告 この時代、まだ、ふつうに散弾銃も5発までの装弾数のものが並ぶ。

・映画の銃について座談会。邦画の考証を依頼され、監督は海軍だからと聞かれなかったことを敢えて教えもしなかったら、完成した映画をみたら荒唐無稽になっていてびっくりという話も。海軍だからといって、自分の知っている範囲以外のことはまったくわからない。
 ジャイロジェットピストルが映画『007』に登場したのが鮮烈だったらしい。貴重な洋書を苦労して手に入れ、数年遅れで最新銃器事情に触れていた時代、写真でしか見たことがなく、余程のマニアしか知らなかったブツが映画に出る感動は相当なものだったことだろう。

・スイスの銃について。国民皆兵で訓練終了後に武器弾薬を自宅に持ち帰るが、弾薬の封印と数の検査で悪用を防いでいるとのこと。ただし競技・狩猟用として銃や弾薬を買うことはできる。古いボルトアクション軍用銃を50歳を超えて私有にすることもできるという。PrivateのPが刻まれるとのこと。

・猟銃・空気銃等の講習会-模擬試験問題解答集、従来、弾倉5発以内という制約から22径SB口径は除外となっていたが、この例外規定がなくなったとのこと。散弾についての制限は言及されていないので、広告のライフル同様5発なのだろう。
 鳥は散弾銃で撃つのであってライフル銃では認められない。ライフル銃から散弾を撃ってもダメ、とも。

・旧陸軍の自動小銃の記事、著者がなんと銅金義一陸軍少将、小倉造兵所長、研究所長を歴任した当の開発者本人。実際に小銃開発に携わってきた当事者だ。当事者が記事を書く時代だった。そして開発において苦労した軍内部からの横槍について述懐している。

・ZB26について。中国戦線で戦ったことのある人ならば記憶にあるだろうと。

・写っている車のナンバーが「品川3」。地名+1ケタだ。

・射撃場で酒を飲んで撃ってはならないという例の写真。瓶ビールを台に載せてる写真が。もちろんグラスなどはない。ラッパ飲みのイメージか。今日こういう写真を取るなら缶になる気はするが、当時は缶ビールは普及していなかったわけか。

・ジャイロジェットピストルの記事。1丁1.35ドルで市販されているとある。金額は誤植かもしれないが(この時代の『Gun誌』は数字と外国語固有名詞の誤植が結構ある)、どちらにしても当時は安く売られていたという話。それがいまやコレクターズアイテムか。

・『これが戦争だ』というレコードが紹介されている。「M14ライフルの単射撃」「M14ライフルの自動射撃」「米兵のかん声」「陸軍2.5トン・トラック」などの音を収録している。家庭用ビデオデッキがまったく普及していない時代なので、マニアはこれに耳をすませたのだろう。
 レコードのB面は空軍編のようで、F100, F101, F104, F106など往年の戦闘機の飛行音を収録している。どうも地味なようでM61バルカンの音は牛の鳴き声のようだとの感想も。「RB66による写真偵察(写真用閃光弾投下)」なるトラックは、閃光弾の音を収録しているのだろうか。

・読者投稿。自衛隊の武器管理でM1カービンのスペレイティング・ロッドが見える切り欠きが他のものより小さいものがある、と写真付きで投稿。初期のタイプでめずらしいとのこと。写真を撮ってふつうに送れる。

・それまで弾倉装弾数5発以内の制限から免除されていた.22LRも5発制限が課されることになったが、散弾銃も5発まで。もちろん後にさらに厳しくなっていく。旧陸軍の自動小銃の記事は、著者が銅金義一元陸軍少将本人。小倉造兵所長、研究所長を歴任した当の開発者。ジャイロジェットピストルについて、映画『007』に登場したことに執筆者らは大興奮。貴重な洋書でなんとなく読んだ程度の未来銃が銀幕に登場するのには刺激的だったはず。読者投稿では自衛官から武器庫のM1カービンの中に1丁変わったものがあるとの写真。初期ロットらしい。


1967年7月号(昭和42年)

目次
・スミス&ウェッソン ストーリー
・猛獣狩り
・サボテンの国 メキシコのウズラ猟
・ジャングルの"豹"
・米軍側から見た日本の小火器
・馬賊と拳銃<単家堡子の拳銃>
・馬賊の拳銃
・読者交換室 売りたし、買いたし
・裏返え史 OK牧場の決闘
・ニューガング図鑑 モーゼルHSCオートマチック
・世界の軍用小銃(4) ロシアからソビエト
・自動拳銃の取扱い(3)
・特殊銃・コンビネーション・ガン
・銃砲史 第55回 ベルトレ火薬とその意味するも
・読者応答室 それが知りたい
・U.S.モデル1917ライフル
・強度の限界(こんな時におこる銃の破壊事故)
・射撃論壇
・カートリッジ
・ライフル射撃協会広報室
・ガン試写室
・ガントリックマンガ
・ガン写真コレクション
・クイズ
・バックナンバー

メモ・雑感
・銃砲店の広告。散弾銃のうち16番が2丁。散弾も5連発のものも普通にある。他方で、それまで弾倉5連発の規制を免じられていた22口径も、5連発までになったようだ。

・連載小説。創刊号からハードボイルドもの、朝鮮戦争ものと連載小説が掲載されていたが、今度はベトナム戦争ものがはじまった。しかも主人公はベトコン。米兵は悪逆をつくり、村人も助けられない。無常だ。武器は最新のAK47になっている。当時は供与が始まったばかりではなかろうか。1話からして誰も救えないあたり、大藪春彦作品だ。

・満州で馬賊となった日本人の武勇伝が描かれているが、馬賊が駆ける荒野では実包は貴重品で、7.63mmモーゼルの実包1発で5日分の食事の値打ちがあったという。食事が極端に安いのかもしれんが、それでも貴重な代物、撃つのに躊躇いそうな。弾薬泥棒は死刑という。
 大頭目はモーゼル拳銃の長銃身モデルやフルオートモデルを好んだとあるが、7.63mmモーゼル実包1発は三下の食費5日分に匹敵するという話を考えると、フルオート射撃は大頭目しかできなさそうなことではある。奢侈だ。

・モーゼルHScのモデルガンは、火薬に発火させるとブローバックして排莢装填するらしい。読み間違いでなければ、いちおうそういう仕組みはあったのか。

・ピストルの使い方指南の連載、またチョイスが渋い。.380ACP以下の拳銃主体の回のようだが、当時モデルガン化されたばかりのモーゼルHScはともかく、サワー38、モーゼルM1910、モーゼルベストポケット、Cz27、Cz38、ベレッタジェットファイアなどなど。S&W M52、あえて.38スペシャルワッドカッターのM52も選ばれている。

・事故についての記事で、「散弾実包に誤って2発分発射薬を込める」「ポンプ式12番散弾銃に20番の実包を込め、不発と思いポンプ操作で次の正しい12番実包を薬室に送り、20番実包を銃身に押し出す」「発射薬缶の底に溜まった粉末を使う」など恐ろしい事故が紹介されている。


1967年8月号(昭和42年)

目次
・機関銃以前の機関銃
・スピア・ガン<夏の楽しい水中狩猟>
・バントライン・スペシャルは果たして実在したか?
・続・S&W ストーリー<それからのS&W>
・ジャングルの豹-夜襲-
・ニューガング図鑑 ブローニング・ハイパワー
・読者応答室 それが知りたい
・馬賊と拳銃<五十家の救出戦>
・これが無反動砲だ
・米軍側から見た日本の小火器(2)
・世界の軍用小銃(5)ユーゴ、チェコその他
・砲身のない大砲
・自動拳銃の取扱い(4)
・「代用品の兵器」
・銃砲史 第56回 燧石にかわるもの
・レミントン・ダブル・デリンジャー
・ヨーロッパの警察の武装
・売りたし、買いたし
・ガントピック
・ガン写真コレクション
・ガントリックマンガ
・ガンニュース
・射撃論壇
・カートリッジ
・クイズ
・ガン試写室

メモ・雑感
・スピアガン、つまり水中銃が紹介されている。発射するエネルギー源は、ラバー、スプリング、圧搾空気、炭酸ガス、火薬など。変わり種として、発射には火薬は使わないが、銛の先端に散弾銃の実包をつけて炸裂させるサメ退治用のものもあるという。

・モデルガン紹介記事で新発売のブローニングHPを取り上げているが、アクセサリーとしてストック、延長バレル、マズルブースター、フラッシュハイダー、二脚、スコープなどが用意されているが過剰すぎる。当時はそれが格好よかったのか。『ナポレオン・ソロ』の影響か。

・M16に欠陥かという記事。外国人記者からの伝聞という形で内容はほとんどないのだが、回転不良で咄嗟に撃てずやられたという話。銃器の本で歴史として触れる話が、こうして噂という形で伝わっていた。

大藪春彦のベトナム戦争小説、主人公がスチェッキン拳銃を持っている。万事、外国(まして東側)の情報が少ない中では、こうした特殊な代物ほど登場すると本誌読者は喜びそうではある。新発売となるモデルガンのブローニングHPに過剰なオプションがつくのも、装着すればするほどマニア心をくすぐったのだろうか。また、パントラインスペシャルは実在したかという特集、イタリア製西部劇の紹介なども西部劇全盛の時代を感じる。ベトナム戦争で使われているM16ライフルに欠陥かという記事は内容に乏しいが、当時の噂として興味深い。


1967年9月号(昭和42年)

目次
・ウージー、アラブを圧倒!<中東100時間戦争の記録>
・頻発する爆破事件!!
・内外で話題を呼ぶモデルガン
・米軍側から見た日本の小火器<軽機関銃>
・ソ連の銃器考
・大統領暗殺事件<もうひとつの証言>
・世界の軍用小銃(6)イギリス
・自動拳銃の取扱い(最終回)
・ガンマンスリー ウィンチェスターM1907
・リトル・ビグ・ホーンの悲劇<カスター将軍の最後>
・世界を席巻するFNライフル
・ジャングルの豹-暁の処刑台
・40ミリ グレネード・ランチャーM79
・ニューガング図鑑 トンプソンS.M.G
・馬賊と拳銃<大白狼との決闘>
・読者応答室 それが知りたい
・銃砲史 第57回 マニファクチュアからマスプロへ
・(秘)陸軍省情報 南方戦線での捕獲兵器
・読者交換室 売りたし、買いたし
・ガンニュース
・ガン写真コレクション
・ガントピック
・カートリッジ
・Q&A
・射撃論壇
・ライフル射撃協会広報室
・ガン試写室
・クイズ
・バックナンバー

メモ・雑感
・広告。規制で売れ行きがにぶった国産猟銃販促のため、関東銃砲火薬商組合が企画。特賞が香港台湾沖縄めぐりの海外旅行、1~2等が伊勢志摩めぐり、奥日光めぐりと国内旅行だが、3等がコロムビア卓上ステレオセット、コロムビアトランジスタラジオなのが時代だ。

・第三次中東戦争の記事、いちおうはウージーの記事のはずなのだが、戦争の全体的な推移を紹介。「アラブ連合空軍自慢のソビエト製ミグ17戦闘機とミグ19戦闘機」というあたりに時代を感じる。記事の内容は一貫してイスラエル側の視点に立つが、おそらく翻訳もとの記事がそういうものだったのだろう。

・相次ぐ爆破事件という記事。検挙率が低く模倣犯が出やすいという。工事現場からかっぱらわれたダイナマイトが転売され、それを買って使ったという話も。すごいルーズ。記事自体は火薬、爆薬の解説で爆轟と爆燃との違いなどわかりやすい。

・広告。ソ連の上下二連銃バイカルイージエー12。口径が12番と16番。16番もあるのがソ連らしい。

・ソ連の建国50周年を記念した展覧会が全国各地で開催。ツァーリ時代の豪華な遺品と民衆の貧苦の遺品、革命の記念品、第2次世界大戦、宇宙時代、など様々な出展物。銃だけでもそこそこある。

・ケネディ大統領暗殺事件に関するウォーレン報告について、銃に関する記述の質、量ともに不足している批判している。また、銃器規制を進めるべきという論調には怒り心頭。

・連載「自動拳銃の取扱い」、最終回は.22LR特集か。ホイットニー22口径、S&W M41、コルト・ウッズマン、ハイスタンダード・スーパーマチック、ブローニング・チャレンジャーなどなど、チョイスが渋い。裏庭でプリンキングしたくなってくる。

・ウィンチェスターM1907について軽く紹介している。自動式ライフルの猟銃としては草分け的な存在で、長く生産されたが、ブローバックではいかにボルトを重くしても実包の威力には限界があるというあたりが黎明期の設計だ。警察用としては却って便利だったかもしれないが。

・中田商店のトンプソンSMG、試作品、紙火薬を5つカートリッジ頭に装填する。その力でブローバックして全自動で動作する夢のモデルガンだ。

・読者質問コーナーで、ベトナム戦争に.223Remが使われているというが被甲弾ではエクスパンションしないので.22LR程度の威力に留まるのでは、武器として役に立つのかとの声。やはり当時は日本のマニアにおいても威力に疑問を持たれていたのだろう。銃口エネルギーが違うとの回答。

・エアライフル競技の服装規定についての記事。草履は失格になる、ズボン下は問題ない、腹巻は特に禁じる規定はないが国際大会では違反になる可能性があるので国際大会を目指すなら普段から射撃時にはしないこと、などエアライフルが気軽に参加できるスポーツだったことが窺える。

・映画007は五作目ともなり、その試写については招待状として「ゼロゼロナナハニドシヌ、ニジヨリユナイト」という電報。突然の電報にもかかわらず立ち見も出る

・冒頭から第3次中東戦争の速報特集があるが、ウージーの活躍を紹介するようなタイトルでいて、内容はほぼ戦争の推移に終始する。しかも完全なイスラエル視点。外電の翻訳か。その他、ケネディ大統領暗殺事件や頻発する爆破事件などの記事も。ウェスタン人気の再加熱のようなことも書いてあるが、すでに一度流行が去った後なのか。『007』は大人気で試写会の案内を直前に電報で打ったが立ち見まで出る盛況ぶりという。流行の推移が窺える。トンプソンSMGのモデルガンは、火薬の力でフルオート射撃できるらしく、すでにそれが可能だった。


1967年10月号(昭和42年)

目次
・北緯17度線をめぐる攻防<ベトナム戦争>
・アメリカ特派員だより
・熊とベアー・ライフル
・第一回アジア射撃選手権大会
・万能銃・ストーナーM63
・コルト・ピースメーカーのつぶやき<再び来るかウェスタンブーム>
・ガス銃の取扱い法
・世界の軍用小銃(7)フランス
・「ベトナム戦線の"最強力"小火器」M79
・米軍側から見た日本の小火器<M99, M92>
・馬賊と拳銃<関帝廟の決闘>
・ジャングルの豹<敗走>
・熱地射撃の研究
・ボーチャードM1893
・読者応答室 それが知りたい
・銃砲史 第58回 雷管の出現まで
・読者交換室 売りたし買いたし
・スポッティング・ライフルM8C
・ガントピック
・射撃論壇
・カートリッジ
・日本ライフル射撃協会広報室
・ガン試写室
・ガンニュース
・クイズ
・バックナンバー
・モデルガンニュース

メモ・雑感
・106mm無反動砲に付属するスポッティングライフルのみ取り上げられている。.50口径20連発の自動式。あくまで106mm無反動砲の必中を目的とした装備。

・射撃大会運営への苦言が。外国から東京に役員選手を招くのに宿舎は修理中で網戸はなく、冷房もなく、夜は虫が入るので締め切らざるを得ず、門限や食事時間の管理は厳しく、食事のキャンセルは6食前までと高い宿泊料を取っているのに殿様商売で、選手村は無人になったとのこと。

・ストーナーM63を万能銃として一通り紹介したあと、わが国にこそふさわしい装備ではないかとの論評が。いわく、資源に苦しんだのはこの間の戦争で皆実感しているはず、と。また狭隘な国土ではM193で必要十分、とも述べている。

・西部劇について 数年前から見ると低調になった西部劇がマカロニウェスタンで人気再燃しているが、西部の心がない、生活に根差した土臭さがない、ただ泥臭いだけ、残酷趣味と派手なガンアクションだけと苦言 しかし西部劇人気は盛り上がり、本場アメリカでも再び制作がもりあがってくるのだから皮肉な話。

・モデルガンの広告の大きく描かれた肝心の商品名に誤植が。「ピーピメーカー」と。この時代は職人がひとつひとつ活字を拾い植字しているので誤植はわりとあり、特に外国語固有名詞や数字には多かったが、1ページ使った広告の商品名を間違えたのだから大目玉をくったことだろう。

・広告。12番散弾型ガスライター。ライターなだけでなく銃に込めて空撃ちにもつかえるという。

・読者質問コーナー、西ドイツ軍のSMGはウジだ、いやMP2だとの論争、決着をつけてほしいとの投書。両者は事実上同じもので引き分けとのこと。資料が少ない時代ゆえか。

・広告 雨天になっても猟を続けられる防水プラスティック装弾 高級ポリエチレンで独特の密封クリンプ 防水、全天候性が売りになる


1967年11月号(昭和42年)

目次
・M60 アメリカ最新型機銃の全貌
・カモ撃ち弾幕作戦
・必殺!! .333マグナム
・有遊底銃対無遊底銃
・あなたはどれだけわかりますか?
・米軍側から見た日本の小火器<手榴弾、擲弾筒>
・うえすたん・がん・とりっく あらかると
・現用ロケット兵器
・回転式拳銃の取扱い
・ベトナムでの新兵器?
・狙撃兵(スナイパー)
・世界の軍用小銃(8) イタリア
・アーマライト AR-7
・ジャングルの豹<潜入>
・ソ連軍の手榴弾戦闘
・銃砲史 第59回 産業革命と軍事技術
・それが知りたい
・売りたし買いたし
・ガンニュース
・カートリッジ
・射撃論壇
・ガン試写室
・モデルガンニュース
・クイズ

メモ・雑感
・M60機関銃の記事、「発射速度が速いMGでは相当に熟練しなくては、どうしてもタタタッと2~3発出してしまうものであることは経験された読者も多いことだろう」と軍隊経験者を前提とした文言がまだある。

・昨今のカモ撃ちハンターは米機動艦隊の対空射撃並の弾幕を張るとして、200発制限を越えて撃つ、多弾倉の改造自動散弾銃を使う(検査のときは戻す)、鳥撃ちには禁じられてる.22LRライフルも使うなどとのこと。与太話記事だが、まあ近いことをする無法ハンターはいたのかも。

・狩猟法令クイズ、奇問ぞろいすぎる。雉のいない離島に島の所有者が放した雉が繁殖した場合、その雉をハンターが撃つことは無主物先占になるか、など(答えは「なる」らしい)。実際の講習会でも奇問が出されたことに執筆者は憤っていたが、合格者を減らす狙いなのかも、と。

・エゾシカは弾に強いゲームでトメ矢がいる。ゆえに.30-06は優秀な技能で致命傷を与えられるならベストだが、そんなことはまずないので、自動式やポンプ式で弾倉いっぱい撃つことになる。ボルトアクションなどで1発で決めるのならより強い弾丸がよい。ヒグマは特に1発で倒せる弾丸が必要、として.338ウィンマグを薦めている。
 .375H&Hマグナムで羆を撃ったら、全身からホコリだかフケだかわからないモヤが立ち込め、殴られたように即座に倒れて死んだ。このように威力は抜群だが、反動が強烈で練習もままならない。そこでベストは.338ということ。

・読者質問コーナー ベンド(銃身に対する銃床の角度)はどういう影響があるかという銃を買おうとしている読者から 64式新小銃のような直銃床はベンドが極端に浅い 角度が大きくものはベンドが深いという

・昭和41年における日本国内に合法的に存在する民間の銃器について警察庁が電子計算機により算出したという統計データが。ライフルが相変わらず少なく、空気銃の1/12、散弾銃の1/19という。全体は約89万丁(うち4万丁弱は建設用その他)。やはり一貫して猟銃は概ね散弾銃なのか。

・映画『日本のいちばん長い日』を紹介しているが「さまざまの年令、階級、職業をこえてそれぞれの感銘を受けたことと思われる」として、「階級」というコトバがでてくるのが時代か。また、刑務所の反戦論者と逃亡兵以外の戦争に参加する者にとって玉音放送は衝撃だった、とも。

現在進行形のベトナム戦争で使われている注目のM60機関銃について特集されているが、指切りで単発にすることの難しさについて、やはり読者の軍隊経験を前提に語り掛けている。カモ猟の無法ハンターについての記事は、面白おかしく描いているが、しか当時は人目がないことをいいことに対空弾幕を張るような違法な猟法が大なり小なり横行していたのかも。読者質問コーナーでは、銃選びに際してベント(銃身に対する銃床の角度)について聞くのが実際的だ。


1967年12月号(昭和42年)

目次
・イギリスの栄光・ステン銃
・『アニーよ銃をとれ』アニー・オークレイと火薬
・レーボック精密射撃台
・なぜ弾痕は散る?
・近代的な回転式拳銃の使用法
・流行を呼ぶミリタリールック
・Gunのいたずら<脱底の部>
・太平洋・皿の決闘 20ミリ対.50の対決
・私の推薦する日帰りコース
・シュマイザーMP.38
・ルガー拳銃と射撃用への転用
・世界の軍用小銃(9) スイス
・H&R’S HK4 自動拳銃
・銃砲史 第60回 宿命の西進
・それが知りたい
・売りたし、買いたし
・(秘)陸軍省情報のつづき
・射撃論壇
・カートリッジ
・ガン写真コレクション
・ガン試写室
・クイズ

メモ・雑感
・射撃をシミュレートする練習マシンの記事で、高得点者について「射撃玉」とある。もちろん「射撃王」の誤植なのだが、見間違えか、点に見えるゴミがあったかわからないが、風情がある。一見意味が通りそうなところもよい。

・リボルバーの取り扱いに関する記事の冒頭に、「回転式拳銃はもうすでに旧式の拳銃ではある」とくる。すでにそういう認識なのか。もちろん確実性や人気は高く、リロードにおいては薬莢回収から動作の確実性にいたるまで便利で、強力な実包も使えると利点も説くが。

・航空機銃の記事で、「イ-16と交戦」という記述があり、一瞬戸惑ったが、И-16のことであった。カタカナ表記、時代だ。しかも我が国と米国とが同数の戦闘機を揃えばキルレシオに優る我が国が勝利していたと締めるのが、なんというか。当時はそういう心持ちだったのだろうか。

・新作モデルガンMP38試作品のレポートがされているが、陸上用スターターの紙火薬を弾頭部に数個詰めて、32連マガジンに26~28発程度詰めて撃つとフルオート射撃できるとある。少し前の号の広告では、ゼンマイで動作するSMGのモデルガンが掲載されていたが、技術が向上している。

・1967年の最新鋭製品HK4拳銃を紹介している。米国代理店がH&RなのでタイトルはH&R HK4。HScを踏襲して発展したメカニズムにも触れているが、.22LR, .25ACP, .32ACP, .380ACPのコンバージョン可能なことに注目している。4種の口径を使えるとお得感があるが意味はないのでは、とも。

・不法所持の摘発数が掲載されているが、猟銃(装薬銃の意か)は、昭和39~41年で毎年1,000件前後、空気銃は昭和39~40年で7,000件台、41年で5,000件台。潜在不法所持空気銃の多さが窺えるが、摘発により減少しているとのこと。かつて所持許可申請のなかった頃の年代物か。
 
・違反に関する記事で発砲不可の場所として「鳥獣保護区、休猟区、公道、公園、社寺境内、墓地」「市街地や人の多数いるところ」とあり「夜間および人畜、汽車、電車に向かって発砲しない」と加わる。それ以外はよかったのか。創刊当初の狩猟記を呼んでると郊外のそのへんで撃ってる印象。

・『アニーよ銃をとれ』のモデルとなった名射手アニー・オークレイの記事では、アニーが発射薬にこだわり、違うものを使うと成績が落ち込むため外国興行では持ち込みに制約があり密輸などで苦労したことが描かれる。リボルバーの使用方法の記事では、すでにリボルバーは旧式という書き出しから始まる。当時すでにそういう扱いだったのか。最新鋭のHK4拳銃の紹介や当時米国で鹵獲品として雑に使われていたルガーP08の改造指南など、拳銃記事も充実しつつある。違法鉄砲の記事では当時年数千丁もの無許可銃が摘発されており、時代を感じる。


戻る