ふふふ、まさかあんな所で遭うとはな。 なかなか人生と言うものも、捨てたものではないらしい。
いずれ手合わせを願おうか、今は先約が多すぎて困る。 私の眼の上を掠(かす)って行ったものは剃刀だろう。
私の視界は微(かす)かに赤い、完全に白くなるには
直後は自らの血で真っ赤だった、こうなって来ると眼には頼れない。
こういう状況に陥ったのは二回目だ。 では彼には消えてもらおう。元々その為に私は来たのだ。
眼下に聳(そび)えるエルディア大使館。 |
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