ふふふ、私は今、エルディア大使館の中に居る。
驚く事は有るまい、こんなことは日常茶飯事だよ。 がちゃり。 「何のようだ」 私は応えない。 「何のようだと、訊いておる!」 応える必要など無い。 「‥‥‥‥」
私は懐からナイフを出した。 「‥‥それが応えかね?」 「‥‥そうだ」
間髪入れず動いた男は机の上に備えられたスイッチを押そうとした。
重力に惹かれるように落ちる奴の右手を、ククリの甲で跳ね上げた。
そしてその跳ね上げた手を掴み、スイッチより遠ざける。 「何者だ、貴様は‥‥?」 「よろしい、せめてもの手向けだ。私の名はプリーチャー」
私が名乗ると同時に奴はナイフを抜いた。
私はククリを11本ほど取り出し、指の間に4本、
奴の眼に私の赤い瞳が映った刹那‥‥奴の身体は無数の
私にしては珍しく、早々と勝負を決してしまった。 これで、私の望みが叶う‥‥はずだ。
人間の内部を駆け巡る、 |
後書き
カルネアデスです。プリーチャーサイトが帰ってまいりました(ぉ
なんか気のせいか
もうテラーに匹敵するぐらいの設定ですので
目が見えていようが関係無しです、 普通、嗅覚で血は「におう」だと思うんですけど「かおる」にしました。
まぁこの違いはプリーチャーならどっちという点で決めただけです。
嗅覚の良い感覚が「香る」で嫌な感覚が「臭う」だと思っていますので。 という所で今回はこの辺で。まだ続きます。 |
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