私の膝の上に頭を乗せている男性‥‥天城小次郎。 かつて私の生き方を全て否定して見せた男性、それだけでは終わらないで 私の進むべき道をも教えてくれた‥‥そんな男性(ひと)。
そんな彼の左手首は今は無く、その場所からは人の身体を駆け巡る血液が
あの時あの場所で、すぐに応急処置を施(ほどこ)していたら‥‥という考えが 佐久間裕一「さて、大変だねぇ。」 少年「全然大変そうに聞こえないけど‥‥おじさん。」 少年の鋭い突っ込みを意に介さないように続ける佐久間。 佐久間裕一「お、さすが今日日(きょうび)の少年、挑戦的だねぇ。」 少年「‥‥‥‥。」 桐野杏子「あの応急処置でどれぐらい持つんですか?」 桐野の問い掛けに一瞬視線を運転から外して言う佐久間。 佐久間裕一「ん‥‥期待させるのもなんだから単刀直入に言うぞ。」 桐野杏子「ええ、どうぞ。単刀直入はいつもの事ですから。」 ふっ‥‥と、苦笑いを浮かべる佐久間。 佐久間裕一「いつもはそうだが、今日は今日日の少年が居るからね。」 桐野杏子「‥‥すみません。」 佐久間裕一「いつもの君らしくないね、まあそれはさて置き、かなりヤバイ。」 少年「ほんとに単刀直入だね。」 桐野杏子「病院まで‥‥。」 佐久間裕一「‥‥ホントいつもの君らしくないね、もっと近場があるじゃないか。」 桐野杏子「近‥‥場‥‥?」 |
あとがきのその後 こんにちはカルネアデスです。
最近よく解りませんねぇ、何が解らないのかもよく解らない状態で‥‥
面倒なのでメールマガジン、配布した日とかも更新履歴に加えてあります。
楽しいのか楽しくないのかは紙一重と言った所です(笑) 今回は書式を統一しなおしました (^^; それでは。 |
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