2001/09/04 公開
担当:カルネアデス

ADAM THE SPIRAL FACTOR

#22 Ver.α


 車から降りてきた人物は三人居た。何故か三人居た。
男が一人、女が二人。江国雄二と松乃広美、そして女性。

 女性が一人多い。緊張が走った。

 視線は鋭く、髪の長い女性がこちらを見る。
長い髪は雨によって張りを失い、顔に張り付いている。

 視線も力強さと言うものが感じられないに見えた。
その視線が一点を見た刹那、驚愕の眼差しへと変わった。

 明らかな不信人物のその行動に、佐久間と甲野は身構えた。

氷室恭子「‥‥もしかして、弥生さん?」

 二人の備えも虚しく、氷室恭子の一言によって緊張は緩和された。

桂木弥生「‥‥‥‥」

 弥生と呼ばれた人物は氷室の問いかけに無反応だった。
ただ、一点を見つめ続けるのみであった。

桂木弥生「‥‥‥‥こ」

 その後、桂木弥生は雨音なんて何のその。大音量で叫んだ!

桂木弥生「こじろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!????」


to be continued ... ?


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