私の名前は‥‥余裕が無いから部長で良いわよ、部長で。 教育監視機構の美人部長とは私の事よ。
え、なによ‥‥一体何の部なのかって? 佐久間裕一「‥‥部長?」 邪魔が入ったわね、三人称ではなく私の一人舞台だったのに。 部長「足りないものは‥‥買出しに行ってもらってたんだけど」
最後に部屋に入ってきた松乃が抱える、 部長「一斉に揃っちゃったわね」 バタン!
部屋の扉が閉じられ、雨音が遠のく。 部長「そんな顔しないの」 困った娘ね‥‥と言った顔をした部長が氷室に歩み寄る。 氷室恭子「部長‥‥あっ」 佐久間裕一「さぁて、早速部長に働いてもらわないとな」
氷室を押しのけ、小次郎を支える佐久間。 桐野杏子「‥‥あう」
押しのけられた桐野を、先ほどまで弥生を運んでいた雄二が受け止める。
優しく氷室を受け止め、気を失った男を運ぶと言う 部長「真打登場‥‥って訳?」 佐久間裕一「広美だけしか手は回せませんよ」 部長「判っているわよ」 部長は氷室を椅子の方へ誘導しながら佐久間に返事をする。 部長「イィ? 私を信じられなければ、それで終わりよ」
氷室の髪をクシャクシャに言いながら、力強く、 氷室恭子「‥‥お願いします、部長」 かつて去っていった職場、その上司。
物事を割り切れる氷室ではあったが、 |
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