すべてはシャトル事故から始まった。 幸せを絵に描いたような二人を乗せたシャトルが、 祝福するものの目の前で突如炎上、爆発……そして。 新たなる秩序をめぐる戦いの幕はきって落とされた……。 イツキ・カザマ「……ねぇ、ねぇ。」 記憶喪失「…………。」 イツキ・カザマ「あなたってば!!」 記憶喪失「……え? 何?」 イツキ・カザマ「もう、早く食べてくれないとさめちゃうわよ!」 頬を膨らませてい言うイツキ。 記憶喪失「あ、ああ。ごめん。」 僕の顔を見詰めるイツキ。 イツキ・カザマ「…………。」 記憶喪失「…………。」 イツキ・カザマ「また……あの時の事、考えてたんでしょ?」 記憶喪失「えっ、ああぁ、べべ、別に……。」 僕は茶碗を乱暴につかみご飯をめいいっぱい口にほうり込む。 イツキ・カザマ「もう……。」 ご飯は食べ終わり、食器のかたずけも済んだ。 だがさっきの重い空気はまだここに居座っている。 ふと見上げると時計があり、ちょうど時計の針は出勤の時間を指していた。 記憶喪失「あ、そろそろ時間だね、行こうか。」 イツキ・カザマ「ええ、そうね。」 ――ナデシコBブリッジ。 ホシノ・ルリ「おはようございます、記憶喪失さん、イツキさん。」 記憶喪失「ルリちゃん、おはよう。」 イツキ・カザマ「おはようございます。」 記憶喪失「さて……っと、今日はどこの見回りですか?」 ホシノ・ルリ「今日はピースランド……だそうです。」 記憶喪失「ぴーすらんど?」 イツキ・カザマ「たしか永世中立国じゃなかったかしらね?」 うなずくルリ、そしてつぶやくように口を開く。 ホシノ・ルリ「それと……私の生まれた場所。」 |
あとがき(それもやけに長い……) 「やっぱり公開して逃げれなくしてしまった方がいいのか?」とまでは言いませんけど……。 書き方も時間がないのでせりふばっか、つまりベータ版です。 下手するとずーっとベータ版かも……おまけに狙ったわけでないのに1ヶ月後に公開してるし。 設定は見ての通り……わかる人にしかわからないかもしれませんが、 セガサターンのゲーム「機動戦艦ナデシコ The blank of 3years」の直後、 空白の3年間と呼ばれる時間の中で起こってしまった、 アキトとユリカのシャトル事故より後の話になっています。 劇場版見た人とかは知ってるでしょうけどね……年表にものっているし。 いつの間にやら、記憶喪失君が本編のほうでお話を作ってくれて(?)しまったので、 まあその部分はほとんど公開時に削除してしまいましたが。 今回の話はせっかくある設定だから、再構成してしまおうと(笑) ……あれ? #SPってこの時期ですよね? 今回のは前作った設定につなぐために即興で作ったものだけど……。 |
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