1999/09/24 公開
1999/10/01 更新
担当:カルネアデス


機動戦艦ナデシコ

これから


#14 Ver.β


すべてはシャトル事故から始まった。
幸せを絵に描いたような二人を乗せたシャトルが、
祝福するものの目の前で突如炎上、爆発……そして。















新たなる秩序をめぐる戦いの幕はきって落とされた……。















イツキ・カザマ「……ねぇ、ねぇ。」

記憶喪失「…………。」

イツキ・カザマ「あなたってば!!」

記憶喪失「……え? 何?」

イツキ・カザマ「もう、早く食べてくれないとさめちゃうわよ!」

頬を膨らませてい言うイツキ。

記憶喪失「あ、ああ。ごめん。」

僕の顔を見詰めるイツキ。

イツキ・カザマ「…………。」

記憶喪失「…………。」

イツキ・カザマ「また……あの時の事、考えてたんでしょ?」

記憶喪失「えっ、ああぁ、べべ、別に……。」

僕は茶碗を乱暴につかみご飯をめいいっぱい口にほうり込む。

イツキ・カザマ「もう……。」



ご飯は食べ終わり、食器のかたずけも済んだ。
だがさっきの重い空気はまだここに居座っている。
ふと見上げると時計があり、ちょうど時計の針は出勤の時間を指していた。

記憶喪失「あ、そろそろ時間だね、行こうか。」

イツキ・カザマ「ええ、そうね。」





――ナデシコBブリッジ。

ホシノ・ルリ「おはようございます、記憶喪失さん、イツキさん。」

記憶喪失「ルリちゃん、おはよう。」

イツキ・カザマ「おはようございます。」

記憶喪失「さて……っと、今日はどこの見回りですか?」

ホシノ・ルリ「今日はピースランド……だそうです。」

記憶喪失「ぴーすらんど?」

イツキ・カザマ「たしか永世中立国じゃなかったかしらね?」

うなずくルリ、そしてつぶやくように口を開く。

ホシノ・ルリ「それと……私の生まれた場所。」

to be continued ...


あとがき(それもやけに長い……)

「やっぱり公開して逃げれなくしてしまった方がいいのか?」とまでは言いませんけど……。

書き方も時間がないのでせりふばっか、つまりベータ版です。
下手するとずーっとベータ版かも……おまけに狙ったわけでないのに1ヶ月後に公開してるし。

設定は見ての通り……わかる人にしかわからないかもしれませんが、
セガサターンのゲーム「機動戦艦ナデシコ The blank of 3years」の直後、
空白の3年間と呼ばれる時間の中で起こってしまった、
アキトとユリカのシャトル事故より後の話になっています。
劇場版見た人とかは知ってるでしょうけどね……年表にものっているし。

いつの間にやら、記憶喪失君が本編のほうでお話を作ってくれて(?)しまったので、
まあその部分はほとんど公開時に削除してしまいましたが。

今回の話はせっかくある設定だから、再構成してしまおうと(笑)

……あれ? #SPってこの時期ですよね?
今回のは前作った設定につなぐために即興で作ったものだけど……。


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