――ネルガル会長室。 それからすぐにネルガルの会長、アカツキ・ナガレをはじめとする、 ネルガル中心人物――― 【エリナ・キンジョウ・ウォン】、【ゴート・ホーリー】 、 【プロスペクター】、【イネス・フレサンジュ】 ―――が招集された。 アカツキ・ナガレ「そうだねぇ、ドクターにはネルガルの月にでも行ってもらおうか。」 プロスペクターの報告を受けたアカツキが提案を出す。 イネス・フレサンジュ「わかったわ。」 ドクターと呼ばれた女性、イネスはすんなりと承諾(しょうだく)した。 プロスペクター「念のため、戸籍上死んでもらえますかな、イネスさん。」 イネス・フレサンジュ「そうね……。」 戸籍上とはいえ、 『死ね』と言われても、そっけなく対応するイネス。 ゴート・ホーリー「やはり裏で動いているのはクリムゾングループでしょう。」 エリナ・キンジョウ・ウォン「その線が強いわね。」 エリナもゴートの意見に同感といった感じで発言する。 アカツキ・ナガレ「そういえばあの二人。A級というのは知られていないと思うけど、 この際だ、念のため月に行ってもらおうか。」 プロスペクター「そうなるとルリさんにもナデシコを降りていただかないとなりませんな。」 エリナ・キンジョウ・ウォン「そうね、もうかなりのデータが取れたから試験航行も終わりね。」 ――2日後。 イツキ・カザマ「なんでネルガルの黒服がついてくるのよ!」 先日からイツキの後をネルガルのシークレットサービスが付けてきている。 イツキ・カザマ「まいっちゃうわね、どうせなら気配消しなさいよ。」 女性ながらかなりの武術の使い手であるため、黒服の尾行はばればれだった。 曲がり角を曲がるとイツキの前に男が立っている。 男「一緒に来てもらおうか。」 イツキ・カザマ「? いきなり、何を言っているの、あな……。」 前の男に気を取られている間に背後から一撃を入れられるイツキ。 イツキ・カザマ「……ぁ。」 『おお。』 と感嘆の声を漏らす男。 男「鮮やかです、隊長。」 気を失ったイツキを左手で支える北辰。 北辰「ふむ、ご苦労。」 北辰を中心に光が広がっていき、3人は……消えた。 プロスペクター「しまった、やられましたな。」 一足遅くその場に立つプロスペクターとネルガルシークレットサービス。 プロスペクター「……おや、これは?」 プロスペクターの足元にはイツキのコミュニケが落ちていた。 |
あとがき あけましておめでとうございます、カルネアデスです。 今回はアップするので精いっぱいという事で、後書きはこれぐらいで終わっちゃいます(汗) ADAM の続き (仮名) を先日更新しちゃいましたのでバランスが‥‥と言う事で公開です(笑) 2000/03/01 加筆 あとがきに、 >あけましてありがとうございます と間違って書いていたので、修正。 |
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