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1997-10-22
takes016
ボストンクラブ

え〜、女子プロレスです。

2001年2月11日に福岡ドームで行われた、WWWWWA(World Wid Web Woman Wrestling Association=世界広域網女子レスリング協会)の世界タッグ選手権の模様です。

■挑戦者チーム(博多ドリーマーズ)

☆キューティすすき野
(167cm 62Kg)……美少女レスラー。得意技は一応ドロップキックだが、むしろ攻撃されてる時の痛そうな顔が絶品でそちらのファンが大半。趣味はテディベア集めとケーキ作り。好きな作家は赤川次郎。

☆こうのとり忍(絵には登場してません)
(176cm 80Kg)……元柔道日本一。得意技は腕ひしぎ十字固めなどの関節技。実力派だが顔の方が怖い。顔に似ず性格はイイと評判だが、確かめた者はいない。趣味は釣りと囲碁と盆栽。

■チャンピオンチーム(レディ・ウォリアーズ)

☆ジュディ・ウォリアー
(187cm 115Kg)……元女子重量挙スーパーヘヴィ級世界チャンピオン。得意技パワースラム、ネックハンギング。離婚暦1回。現在弁護士の夫との間に子供2人。得意な料理はクラブハウスサンドイッチ。

☆カレン・ウォリアー
(183cm 104Kg)元女子アームレスリングミネソタ州チャンピオン。得意技ジャイアントスイング、さそり固め。同性愛者で、現在の恋人は女子テニスの元グランドスラマー、その前はニューヨーク市市長夫人。

*

どうやら試合展開はキューティをつかまえたチャンピオンチームの一方的優勢で進んでいるようです。カレンのジャイアントスイング15回転を食らって恍惚としているキューティ、ボストンクラブ(逆エビ固め)でいたぶられながらも必死でコーナーのこうのとりに手を伸ばすが、ノータッチで飛び込んできたジュディの強烈なストンピングがその腕を無残にも踏み潰す・・・・・・

【実況中継懐古談】

プロレス実況中継と言えば古館伊知郎さん。このドキュメントで古館節のパロディをやろうともくろんだのですが、到底力不足であきらめました。次々飛び出すフレーズ、長州力のラリアットは「アームストロング砲」、高田延彦のキックは「聞き分けのない膝小僧」等々・・・・・・天才です。

プロレス実況では古館さんの先輩に当たる徳光和夫さんも思い出深いです。いまや巨人ファン代表ギャンブル好きおじさんというイメージですが(ごめん)勉強家で技のネーミングなどに非凡なとこを見せてくれてました。

忘れられないのはプロレスではなく、当時台頭してきたキックボクシングの方なのですが、元祖TBSに対抗して局アナ時代の徳光さんの属する日本TVも中継を始めました。一世を風靡した沢村忠の「真空飛び膝蹴り」に、魚河岸のチャンピオン錦利広の「電光まわし蹴り」(単なるローキック)なんてので対抗してましたね。

その沢村もジャンプ力が衰えてきてフィニッシュブローを飛び膝蹴りから飛び蹴りに変えてきたのですが、衰えたりとはいえ沢村、華麗な飛び蹴りでした。対抗する日本TVでも風間健という選手が跳び蹴りを使ってましたが、沢村とは比べ物にならない低空飛行、ジャイアント馬場の16文キックのフォームのまま30cmほど浮いてるという代物でした。

しかしTBSの中継では、沢村の見事な飛び蹴りは単に「飛び前蹴り!」。対する日本TVの低空キックは、徳光さん名づけるところの「飛燕直線蹴り!」。徳光さんのネーミング能力の素晴らしさをしみじみと感じたものですが、今となっては沢村忠の「真空飛び膝蹴り」しか人々の記憶に残っていないのですから、所詮ネーミングだけでは限界があるということなのでしょう。

余談ですが、当時のTBSの解説者は寺内大吉和尚、日本TVは安部直也氏でした。安部氏は途中で拳銃不法所持で逮捕されて番組を降板しましたが、その彼が安部譲次という筆名で「塀の中・・・・」シリーズで小説家としてカムバックしてきた時は本当に驚きました。懐かしかったですねえ。

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