酒田にて
2003年08月23日(土)夕方
加茂水族館から一度南下した道を再び北上し、酒田短大へと向かった。
MPVのカーナビにも、酒田短大という設定項目があったため、非常に楽なドライブであった。
いつから貼り続けられているのかわからない、色あせたポスター。
龍の絵はいかにも中国風。
キャンパスは草だらけ。
学食らしき建物をのぞき込む。
あの中国風の屋台めいたものは何か。あそこで配膳していたのか?
それにしても、コンクリートを割ってここそこから草が生え、もともとあった草木も伸び放題。
いやひどいものだ。
看板も薄汚れて、今や廃墟同然である。
もちろん屋内は(もちろん立ち入って見たわけではないが)ガラス一枚割れた様子もなく、荒らされた形跡もない。だけれども、使われなくなった建物というのはすぐわかる。今この瞬間に人気がないということではなくて、長期的に使われないでいると、薄汚れるし、草木は伸び放題になるし、習慣的な生活が営まれている痕跡というのも見えなくなる。いやはや、建物はまだまだ立派でも、これはもう廃墟でしたわい。
というわけで、近隣住民の奇異の視線を浴びっぱなしなので、そうそうにここを立ち去った。