1,羽田〜伊丹〜なんば・日本橋〜江坂
2007年08月24日(金)



 まずは羽田空港の京急第2ターミナル改札で0900時に待ち合わせ。
 今回使用するのはANAである。




 1000時発の便に対して0900時に待ち合わせたので、搭乗手続きを済ませたあとは、時間つぶしが必要である。ということで、朝飯がまだだった私はモーニングセットなど。ちなみに預け荷物は2人ともない。Tem氏はリュックに、私はコミケでも使った丈夫な書類カバンにすべてを詰め込んだ。これは伏線。




 さすがは羽田−伊丹はビジネス需要が高い路線。
 えらく混み合っていた。
 新幹線に比べて、予約の仕方によっては価格が安く、それでいて時間もかからないのだから、空路を使わない手はない。伊丹は4発機の離着陸制限があるので、就航しているのは双発機としては大型なB777である。B777のような比較的長距離路線にも使用するジェット機をこんな短距離で使用するためには、まず一気に急上昇して、それから緩やかに高度を下げる。釧路−千歳間のMD87も、そんな感じだった。

 ちなみに機内雑誌には「棒棒軍」という、担ぎ屋の記事が載っていたが、これはTem氏と私には打ってつけの記事だった。




 そして伊丹。
 私にとっては2度目である。




 まずはバスでなんばへ。




 なんばで降り立つ。照りつけるような暑さ!
 関東とはまた異質の暑さである。
 湿度が高いのにも関わらず、身体中の水分が絞り出されるような。
 気を付けないと熱中症になりそう。

 さて。私は当初案では、なんばで荷物をコインロッカーで預けて観光して、最後になんばで荷物を回収して宿に向かうことを提案していた。しかしTem氏はそのまま全荷物を持ってメシ屋を探し出した。私も、とりあえずメシ屋かと思ってそのまま荷物を持っていた。しかしTem氏には荷物を預けるという発想そのものが存在しないようだった。

 学部時代には徒歩で東京−名古屋を踏破し、あるいは九州を一周し、現在にいたるも頻繁に山を登り、先週も富士山を征服したTem氏にとって、荷物など何の苦にもならない。リュックなのも長距離の行軍を容易にした。一方私も、そこそこ歩けるつもりはあったが、旅のために詰め込めるだけ物品を詰め込んだカバンを持って、炎天下を歩き回ることなどまったくの想定外だった。それでも、持って歩けるのではと思ったから、特にコインロッカーを強く主張しなかったが、時間に伴い肩掛けカバンは背中と腰に影響を及ぼすこととなる……。

 だから、なんばに到着した段階で、コインロッカーの使用を強く主張するべきであった……。今日この日、えらい肩こりと腰痛に苛まされるようになったのは、私以外のだれのせいでもない。自らの体力に過信は禁物である。


 そして昼食に選んだ関西風の鰻店はなぜか閉まっていた為、とりあえずと関西うどんを食うことに。底に見える汁は、東の人間には馴染みが薄い。昼時の忙しい店だったので、写真はなし。




 そしてさっそく最初の目的地、でんでんタウンを歩きはじめる。
 秋葉原同様、ただの電気街から趣味の街へと変貌しつつある土地だ。




 これがかの有名ななんばオタロード。




 熱中症が危ぶまれる中では、水分補給が欠かせない。
 普段は糖分を忌避するが、こういう体力勝負の行軍では糖分もたまには必要。
 本来ならば、熱中飴でも欲しいところだ。

 さて。オタロードを抜けたところで、我々は先日コミケを手伝ってもらったЧЖ氏と偶然遭遇。Tem氏も私のブースに来て、ЧЖ氏と食事をしたのはまだ記憶に新しいところだろう。関東在住者同士が、こんなところで出会すとは、ものすごい偶然でした。




 そしてオタロードを抜けたあとは、通天閣を見物。
 上りは、しなかったが。
 ちなみに「キン肉マンII世」で、老いたサンシャインが串カツを食っていたのは、ここらへんだという。




 そして晩飯こそは鰻をと、千日前の鰻屋へ。
 米に鰻を埋め込む独特の調理法は珍しかった。
 味の方はあっさりしており、脂っぽくもなく、とても食べやすかった。
 肝吸いはゆずの風味がきいており、とても上品。
 関東鰻も私はとても愛好しているが、関西の鰻はまったく別の料理だと思い知りました。




 そして江坂のホテルへ。

 江坂駅前で「北大阪最大の品揃え」を謳うGUNショップを見つけたので、チェックインして荷物を置いてから(ようやく!)見物に。銃だけではなく、MREレーションも大量にあり、スコープやカスタムパーツも充実していた。ちょうどスコープを欲していたTem氏は格安のスコープを見つけて買おうとしたが、持ち帰りが不安とのことで断念をした。私も拳銃の一丁ぐらい景気づけに買ってもよかったが、空路では持ち帰れない。というわけで、申し訳ないが冷やかしに終始した。レーションぐらいは夜食に買ってもよかったが、万一、旅行中に腹壊したら困るしね。

 ちなみに、宿に戻って塩分補給のために練り梅を食っていたら、高い粘性に引っ張られて歯の金属がはずれてしまった。そのときはさすがに絶望的に気分になったが、歯の削った部分には固定用のセメントが詰まっており、とりあえず飲食しても痛みも浸みもしないとわかり、一安心。金属をよく洗って保管し、歯磨きも丁寧に心掛けるようにした……。旅先のトラブルは本当に困ります。

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