◆ 鳥獣百景 - No.6 ◆  HOME

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2005-07-10
tanim006
火星人(Martian)

使用ソフト:Photoshop5.0.2J & Painter6.0.1J

やはり宇宙人ならこれだろうのタコ型の火星人。1950年代のSFパルプ雑誌風にしてみましたが、元祖H・G・ウェルズの『宇宙戦争』が書かれたのは1898年。なんと前々世紀なのだ。すごいね。

彼らは頭であり――常に頭だけだった。内臓というものはまるでないのである。ものを食わないので消化の必要は無かった。事実、彼らは他の生物の新鮮な生き血を摂り、それを自分の血管に“注射”するのである。

(略)

消化過程とその神経組織におよぼす反応は、われわれの体力を消耗し、精神状態を左右する。人間は肝臓が丈夫だとか丈夫でないとか、胃腸が健全であるとかないとかによって、幸福な気分になったり、みじめな思いをする。しかし、火星人は器官から来るそのような気分や感情の動揺に超然としておられる。

『宇宙戦争』第二部第二章より(創元SF文庫/井上勇訳)

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