もくじ
1.メルグの旅立ち
人間だってほとんどみんな、魔法を使えるこの時代。メルグは魔法使い一家の次女だったが、この家の本当の子供ではなかった。
本当の母親に会って、自分を妹に預けた理由を直接聞きたいから。
メルグは、姉が恋人クレヴァスの実家へ尋ねる旅のついでに、実母の実家へよってみることに。
メルグは、姉シーファと、姉の恋人で神官のクレヴァス、幼馴染のハーフエルフ・レジと共に旅立った。
2.荒野の奇襲
山賊に追われている少女を助けた4人。少女の名はアマルナ。彼女の暮らしていたモルスは、今何かおかしいらしい。
山賊の中に、暗殺を生業とする部族・ヤベイ族の若者が居た。
ただの山賊ではなかったのか?表向きには普通の村であるヤベイ族の村を訪ねるが、村人の態度がなぜかよそよそしい。
3.炎上
夜中に目を覚ましたレジ。外が騒がしいと言って、結界から外へ出て行ってしまう。その後、自分たちを守っていた結界が消えてしまった。結界を消したのはレジではないらしい。
ヤベイの秘宝を狙うのは一体なにものか。
4.風の音が聞こえる
クレヴァス・シーファの2人と別れ、3人はメルグの母親を訪ねることにした。
しかし、母親のミアンは、既に他界していることがわかっただけだった。ただ、彼女の夫がまだ同じ町に住んでいることを知る。
ミアンの夫・アリュークから聞かされたのは、メルグが秘石を持っているということと、秘石は狙われているということだった。
5.赤き秘宝
メルグ達をトラルファーガに送った後、クレヴァスとシーファは、盗まれたヤベイの秘宝があるはずの国・ゼルム公国に向かう。
ゼルム公国の城の中で出会った魔族は、どうも二人の知り合いらしいが……。
6.再会
ゼルム公国に向かったメルグ達3人は、シーファ達と再会した。
しかし、シーファ達の様子がおかしいことに、レジが気づいて、正体をあばく。
7.獣
メルグは体内の秘石を取り出すために、ライオンに殺されるはずだった。しかし、ライオンはなぜか、メルグに向かってこない。
一体何が起こっているのか、よくわからないままに、メルグはカリスと名乗る若者に連れられ、城から脱出する。
8.神事
本物のシーファ、クレヴァスの2人とやっと再会できた3人。
しかし、さきほど別れたカリスのことが気にかかるメルグ。なぜ自分を助けてくれたのか。
9.神降ろし
華やかな祭りの裏側で行われる、神降ろしの儀式は、魔族を召喚する邪悪なものだった。
10.光と闇
移動中の結界から出てしまったメルグは、真っ暗な世界に取り残されてしまう。助けてくれたのはレジだった。
11.秘宝の持ち主、さらわれる!
カリスの協力もあって、空間の狭間から抜け出たメルグとレジ。秘石は魔族に狙われていることもわかった。
魔族に対抗するには、強力な魔力を引き出す杖が必要だ。
12.覚醒
ゼルム公国の城に集められた、秘石を持つ者たち。女王フィスィスの狙いは、秘石だけだった。
5つの秘石の最後の1つを持つのは一体誰……?
13.終末に……(最終章)
旅が終わって、メルグ達は帰ってきた。
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